チューニングとは自分に合わせること。
せっかくメーカーが莫大な開発費を投じて完成させた、ノーマル、つまり吊るしの状態に改造を加えることに抵抗がある人は多いと思う。
かくいうワタクシもそうだった。
純正が一番。改造はバランスを崩す。自己満足の愚の骨頂、無駄遣いの極致・・・とそこまではいかなくともクルマを改造する人々に冷ややかな視線を送っていたのは確かだ。
そんな自分がなぜZC33Sスイフトスポーツのカスタマイズに手を染めたのか。
きっかけはマフラーの交換だった。
これにも相当悩んだ。住宅地で朝からボーボー音を立てるのも気が引けたし、
いい歳をしてマフラー交換をする自分を客観視するとなんとも言えない気持ちになる。
しかし悩んだ末に変えたトラスト製のマフラーは当たりだった。
想像していたのとは違い、上品な低音が少しだけ聞こえる大人のマフラーである。コンフォートスポーツGTSの名の通り、快適な音を追及したというのは嘘じゃなかった。
心地よい低音に包まれていると実に癒されることに気付いた。
そしてアクセルを踏み込むと重厚な低音に中音域が合わさり「フォオオオオオオオン」と勇ましい音が。
アドレナリンが湧き出るのがわかる。これは純正マフラーにはない感覚だ。
普段は癒される低音で、踏み込めば血沸き肉躍るエクゾーストノート。
ただのコンパクトカーがエキゾチックスポーツカーに!
これがワタクシのカスタマイズの原点である。
純正に足りないものをアドオンできる。
しかもずっと高品質だ。かつてのチューニングパーツとは違う。
そうして自分の求めているものは何かを問い続けながらスイスポと付き合う
うちにどんどんハマっていったのが実情である。
次はなにしようか。と思ったらもう術中にはまっている(笑)
カスタマイズ、いいよ!!
自動車物書きユニット MetabonZ。
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