ZC33S コラム

【メンテ】ATF交換のすゝめ【6AT】

35,000kmで初のATF交換

先日、ディーラーで宮号(6AT)のATFを交換してきた。

ATFについては「交換不要論」があったり、ABやYHなんかの量販店だと2年2万キロ毎の交換を推奨していたり、と様々だが、我らがスイフトスポーツはきちんと「交換」時期が明記されている。

ノーマルコンディションで8万キロ毎、シビアコンディションで4万キロ毎。

ここでいう「シビアコンディション」ってなんぞや、ということだが、調べると

シビアコンディションと聞くと悪路を走ったり、多走行距離といったイメージだが、ストップ&ゴーや低速走行、チョイ乗りなどの多い場合も当てはまる。つまり、街中で普通に使っているだけでもシビアコンディションと言えることが多い。

引用 webモーターマガジンより

つまり、ほとんどの都市部の人は「シビアコンディション」であると判断して差し支えないと思う。

で、宮号の場合は過走行だし、峠や山坂道を良く走る宮号は「シビア」だと判断してディーラーに交換を依頼した。ディーラーも快く「ハイ喜んで!」と受けてくれた。

ちなみに交換には特殊工具が必要らしく、前回交換を予約した時にはその工具がなく、作業を断念した、というオチがある。

交換を依頼する際は、大丈夫だとは思うが確認した方が良い。

あと、老婆心だがディーラーでの交換をおすすめしておきたい。

で、どうだったのか?

結論からいうと、換えて大正解。

こんなに違うのか・・・・エンジンオイル交換よりわかりやすいくらい、激変した。

ATFを換えるだけで「出足」「加速」「シフトダウン」すべてに良い変化がみられた。

アクセルに対する加速が実にリニア。ぐんっと前に出る。

比較すれば、35000km走行後のATは駆動にロスがあったことが分かる。

ATFスゲー!! ものすごい仕事してるぞ!!

ATF氏に対する畏敬の念で胸はいっぱいだ。

やはり愛車のコンディションが向上するとテンションが上がる。

きっと新車の時はこんな感じだったんだ・・・

逆に言えば、35000kmの走行でATF氏はかなりくたびれていたということになる。

つまり、ATFはヘタるのだ。

これを8万キロまで乗ったとして、きっとちょっとずつ劣化していくので自分のように「気が付かないうちに」性能が低下していくのだろう。

きっとメーカーはそれでも壊れないからそう指定していると予想する。

しかし、これだけ乗り味が激変するなら、交換しない手はない。

「気持ちいい」は何事にも優先する。(MetabonZ語録より)

ちなみにATは「耐久トルク容量」が250Nmと決まっている。

宮号はECU書換で明らかにノーマルよりトルクが増えている。いじくっている人は、その辺も考慮した方がよさそうに感じた。

ということでATFの交換は少し早めにやったほうがいいぞ、という話でした。

※ちなみに筆者の行きつけのディーラーでは費用は13000円(税込み)であった。価格はディーラーによると思われるので参考までに。

Metabon宮

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自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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