ZC33S パーツ

【パーツ】自動でブリッピングしてくれるスロコンがあるだと?【PIVOT 3driveーBLP】

ZC33S MT車専用 オートブリッピング機能付きスロコン

ヒール&トゥはやがて死語になる?!

PIVOTから新しいスロットルコントローラーが発売された。

その名も「 3-drive・BLP」

BLPとは「ブリッピング」つまり、「空ぶかし」をして回転を合わせること。

なんと、このスロコン、シフトダウン時の回転合わせ、「ブリッピング」をオートでやってくれる機能が搭載されている。・・・・・フェラーリかっ!!

これがあれば伝説の技「ヒール&トゥ」が必要なくなる。

つまり、峠やサーキットだけでなく、街中でのドライビングにおいて、スムーズで「カッコイイ」ドライビングが誰でも可能になるのだ!

ヒールアンドトゥとは、走行中のMT車がシフトダウンをする際、アクセル、ブレーキ、クラッチすべてのペダルを操作して、スムーズなシフトダウンを行うための技術です。

これらの動きを行うことで、車が減速から再加速するときのスムーズな走り出しを実現できます。

引用 MOBYより

ブレーキをつま先で踏みつつ、かかとでアクセルをあおり、回転を上げ、シフトダウン時のショックを吸収させる高等テクニック。筆者も実は苦手だ・・・・

シフトダウンするときに「ヴォンッ」っと自動でやってくれるのだ。

コーナーで減速して、立ち上がるときにギアを一段落とす。その時に「ヴォンッ・・・」と自慢のマフラーを奏で、回転を合わせてくれる・・・・これはイイ。

もちろん、クラッチに対するショックを和らげ、クルマをいたわることにもつながる。

想像してほしい。

コーナー手前で減速、ギアを2速に叩き込むべくクラッチを切る。

間髪入れずブリッピング。

「ヴォオオン」

ギアは2速に吸い込まれ、アクセルをすぐに踏み込める。これは気持ちいい。


現在、国産車のMTだとZ34フェアレディZにオートブリッピングが搭載されているが、まだまだ一般的ではない。

それをリーズナブルな形で「後付け」できるのがこのスロコンの最大の魅力である。

仕組み的には、アクセル、ブレーキ、クラッチそれぞれにカプラーで制御ユニットに集約。車速センサーと現在のギアから最適な回転数になるようにブリッピング信号を送るというもの。ブリッピングについても細かく調整可能。

また、ブリッピングの機能自体をキャンセルもできるので、煩わしさはない。

本来の機能はスロットルのレスポンスの調整

スロットルコントローラーについては以前、筆者が装着している3-driveFLATについて紹介した。

スロットルレスポンス調整機能については全く同じ機能となっている。

ノーマル  エコ  スポーツ のモード切替があり、エコとスポーツについては7段階にレスポンスを調整可能である。

エコモードでは実際のアクセルの踏み込み量より、少ない信号を送り、燃料を節約するという使い方も可能だ。

スポーツモードはスロットルのレスポンスを高め、踏み込んだらすぐに回転が上がるように調整することが可能。(ノーマルは燃費のため、踏み始めは絞ってある)

このスロットルコントローラだけでもかなり実用的である。

取り付けは?

※PIVOT HPより

接続は制御ユニットにコントローラ部、ブレーキ、クラッチ、アクセルそれぞれに専用ハーネスを接続。

12V常時電源の取得とアースの接続。車速パルスの取得、とナビを取り付けられる方ならば容易にできるものだ。

できればがんばってご自身で取り付けされることをおすすめしたい。
理由はあえて書かないが、量販店は忙しいのかいろいろと・・・
その工賃分を違うパーツにあてた方が幸せになれると思う。

取り付けには3本の専用ハーネスが必要になる。に

車種別ハーネスはTH2C。アクセルカプラーと制御ユニットをつなぐ。

クラッチハーネス MTC-9を選択。クラッチカプラーに接続。

※ブレーキのカプラー部は、車両によってついているものが異なるので現車確認が必要。
 BR-9かBR-10いずれかのカプラーが必要になる。

ブレーキペダルの根元付近にカプラーがあるので引っこ抜いてカプラの形を確認する必要がある。

接続後、ブリッピング時のアクセル開度、動作時間、何km/h以上で動作するかを設定することが可能で、好みのブリッピングに設定することができる。

また、加速中や再始動時などブリッピンが不要なときには作動しないようにプログラムされているので安心だ。

信頼のPIVOT

1986年に長野県松本市に設立。レーシングエンジンの制御を専門に行っていたが、やがて市販車向け電子制御パーツを手掛けるようになる。
ターボタイマー、スロットルコントローラ、モニター、サブコン、など信頼性と実績を積み重ねてきた老舗企業。

全ての製品はもちろんMADE IN JAPAN。

アクセルまわりに手を加えるので信頼性は絶対である。
万が一システムにエラーが出た場合はスロコン制御をスルーする、「フェイルセーフ機能」が備えられている。

ZC33SのMT乗りがうらやましい・・・

筆者は誇りをもって6ATのスイスポに乗っているが、この製品だけは本気で羨ましい。ATもブリッピングしてほしい・・・・(いや本気で)
街角で、交差点で、峠で、サーキットで・・・・「ヴォン」と自慢のエクゾーストノートを高らかに聴かせる。「最先端のシステム」をスイフトスポーツに。

現在、楽天で車種別ハーネスとブレーキハーネスがセットになったお買い得なセットが発売されている。
国内生産。欲しいなら「決断」は早めに。

Metabon宮

購入の際はブレーキカプラーの確認を

BR-9のタイプ↓※クラッチハーネスは含まれていないので忘れずに!


売り切れ時は↓


BR-10のタイプ↓ ※クラッチハーネスはセットに含まれないので忘れずに!


欠品時は↓


参考にロードスターに着けている方の動画

ブリッピングしてくれるスロコン。これは画期的だ!!

MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
Metabon宮 Metabon石