ZC33S パーツ

【パーツ】PIVOT POWERDRIVE PDX-S2【サブコン】

プラス20馬力。「ノーマルで充分」は乗ってから言うべきだ。

先日、スロットルコントローラを紹介したが、そのPIVOTのサブコンピュータ、PDX-S2の紹介だ。

サブコンピュータ(通称 サブコン)とは、その名の通りメインECUがエンジンのすべてを制御しているとすれば、それに別の制御プログラムを割り込ませるものだ。

安全マージンの大きいノーマルに対し、エア流入量センサーの信号を補正して燃料の量を最適化。理論空燃比に近づけることでパワーアップを図るシステムである。

まずは下の表、グラフを見ていただきたい。(PIVOT HPより)

ノーマルの134ps、24,7kgからレベル7設定で154ps、26.5kgまでパワーアップする。

このサブコンピュータを取り付けるだけで20psの馬力と1.8kgのトルクが上乗せされる。


ピボット(Pivot) スズキ スイフトスポーツ(ZC33S)用 サブコン POWER DRIVE PDX-S2 PDX-S2



筆者はこの製品を宮号に取り付けて乗っていた。現在は石号に受け継がれている。

まず、取り付けだ。

パッケージ内容は以上
電源はバッテリーから。圧力センサー2箇所に割り込ませるだけ。

以上の図もPIVOTHPより拝借。ご覧のとおり、配線はカプラーオンで簡単だ。


唯一の難所が圧力センサー(サブ側)へのアクセスが、エアクリーナーボックスをはずさないとできないことくらいである。

で、使用してみた感想だが・・・・・

・普段の街乗りではややトルクが薄く上乗せされた感じ。
・4000rpmを境に炸裂するパワーとトルク。
・速いが盛り上がりのないノーマルから、ドラマのあるパワー感に


4000rpmからどーーーーーんと来る。

息をのむ。ノーマルでは感じたことのない緊張感。油断するとトルクステア。ホイールスピンとなる。

もちろん、4000rpmまでパワーがないとか、乗りづらいということはない。

普通に速いのだが、さらにドラマチックな展開が待っていると言えばよいか・・・言い換えれば、ホンダのVTECのような・・・

手に汗を握る。が、

気づくと笑いが止まらない・・・

そして、ノーマルには戻れない。

同社製スロットルコントローラとの相性もよく、低回転をスロコン。中高回転をサブコンとつないでいる印象だ。

実際、この仕様で宮号に試乗した友人らは明らかにノーマルより速いことを興奮気味に認めていた。

ノーマルの潜在能力を解放しただけでこうなる。つまり、K14Cはもっと凄かった・・・ということだ。

※追記 ネガティブな部分はいまのところない。しいて言えば踏めば当然燃費は悪化するのであしからず・・・

pivot社について。長野県松本市に工業デザイナー内川誠一氏が1986年に設立。レーシングカー用エンジンの制御パーツ開発、販売でスタート。ターボタイマー、クルーズコントローラー、など電子制御パーツのパイオニア的企業。自動車メーカーに純正として採用された実績多数。

・機器にトラブルが発生した場合、バイパスするフェイルセーフ機能。

・ノーマルタービンの性能を発揮できるよう、0から9まで効きを調整可能。MAXの9でも安全マージンをしっかりとってある。

・二重シール構造で防水仕様。

人気商品だが、少量生産につきメーカー欠品しがち。決断は急いだ方がいい。

ECUは新車保証など、ハードルが高いとお考えの方、

今よりさらにドラマチックなパワーを。

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MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
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