ご無沙汰しております。metabonz宮です。
安心してください、まだ乗ってますよ！！
我らがZC33Sスイフト・スポーツもついにモデル末期。やがて出る次期モデルの話題が盛り上がっていますが、まだまだ魅力たっぷりのスイスポ。
5年目を迎えた相棒のタイヤを交換したお話です。
悩ましいぜ、タイヤ交換
最近は趣味のラジコンにどっぷりで、完全にアシグルマとしての役割に徹してきたスイスポ君。
我がスイスポ君も走行距離が80,000kmを超え、ふとタイヤを見ると前後とも随分溝がないことに気づいてしまった。
溝がない＝雨の日が怖い
通勤が山坂道メインのワタシは雨のグリップが大事。
タイヤ、交換するか。今年車検もあるし。
今までの交換履歴は・・・・
純正コンチネンタル→ピンソPS-91
→ファルケンZIEX→純正コンチネンタル
と来ている。
どのタイヤもそれなりに満足して履いていた。
ピンソ以外はウェットグリップもとても良かった。
ちなみに今回のコンチネンタルスポーツコンタクト5は約40,000キロを走破。
街乗りメインなら随分と長持ちするのだと知る。
しかしだ。タイヤ交換は悩ましい。
決して安くない上に履くまで当たり外れが解らないと来ている。当たれば天国、ハズレなら・・・
しかも、しかもだ！
経験からZC33Sはタイヤに敏感だ。
タイヤでガラリとクルマそのものの印象さえ変わってしまう。
そうなると目安は過去の経験とブランドイメージ、そしてネットの評判だ。
ワタシは早速近所のタイヤショップに出向き、タイヤ交換したい旨を伝える。
店員さん、パチパチ電卓を弾き、
TOYO ナノエナジー 75,000
アドバン・フレバ 90,000
ポテンザ・アドレナリン 120,000
ミシュランPS4 110,000
むむう。値段に随分開きがあるなあ。
今回選んだのは・・・
ミシュラン・パイロットスポーツ4の純正サイズ。195-45R/17 81Wというサイズである。
ミシュランの誇る、プレミアムスポーツタイヤ。
最初ラインナップにこのサイズがなく、一説にはスイフトスポーツ用に発売されたとか。
何故ミシュラン？
ここに来てなんでそんな高価なタイヤにするのか？
どうせ街乗りだろ？安くてよくね？
ごもっとも。
しかし、理由は明快。
「ミシュランは凄く良いから」
過去の記憶によるところが大きい。
トラヴィック、レガシィ、ヴェゼルと歴代の愛車には必ず履かせてきたミシュラン。
しなやかな乗り味と性能が長持ちすること。
耐摩耗指数（トレッドウェア）は320。コンチネンタルが280。ポテンザRE71RSが200といえばお分かりだろう。
とにかく雨に強いこと。これは履かせたことがある方なら分かるヤツだ。
雨にも関わらず、路面のザラつきまでハッキリ伝わってくるし、水たまりでステアリングをとられにくい。雨の高速の安心感と来たらちょっと他とは比べられないくらいだ。
スイスポでは、他のパーツにお金をかけ過ぎてミシュランまで回らなかったのが実情。
子どもの進学もあり、クルマの買い替えは許可が降りず、ならばせめてタイヤだけでも、という気持ちもあった。
購入、交換は見積もりを取った近所のタイヤショップにて。
並行輸入品ではなく、正規品。
ネットを駆使して1円でも安く、はやめた。理由は色々あるが、接客が良かったのと、どのタイヤはどうだというのを飾らずに正直に教えてくれたのもある。
で、どうだった？
結論から言うと最高である！
街乗りメイン、たまにワインディング、たまにサーキットのZC33Sユーザー、何なら全員コレにすれば幸せになれるぜ！？
というくらい素晴らしい。
たかが、タイヤ、されどタイヤ。
タイヤでそんなに変わるのか？
いやいや、タイヤこそ最大、最強のチューンだ！
比較対象が2部山のコンチネンタルというのもあるが、
ざっと印象をまとめると、
特にコーナーが楽なのには驚いた。ステアリングにクルマがピターっと追従する感じ。
切りましせずにシュンと曲がっていく。
また、速度が乗ってからの路面のいなしも特筆に値する。
とにかく気持ち良いのだ。
ワインディングの連続コーナー。手前でブレーキ、ステアリングを切り込み脱出。
この一連の操作にリズムがあるとするなら、コンチネンタルがロックだとすると、ミシュランはジャズである。
小気味良さ、スタイリッシュな走り・・・
※コンチネンタルの名誉の為に言っておくと、新品時の性能はどれも素晴らしいものだったと記憶している。ただ、やはり最後の方はかなり味は落ちていたと断言できる。
結局は自分が満足できるか
あまりに軽快に、気持ち良く走れるので無駄に遠回りしてしまう。
あ、この感覚久しぶりだな。
スイスポ買ったばかりのころはそうだったな。
高価なタイヤをあえて履くことは、経済的には正しくないのかも知れない。
しかし、その分のストーリーが手に入るなら、案外安いものかも？
スイスポとの生活の1ページ。
そもそもタイヤを交換して乗り味がどうこう言うのはコレを読んでいる貴方のようなカーマニアだけである。
タイヤの違いなんて少なくとも同乗者は気がつかないことがほとんど。
究極の自己満足。
それでも良かったんだ、と自分が思えるなら、それでいいのだ。
カーライフは自己満足を満たすためにある。
まとめ
スイスポの楽しみ方は人それぞれ。
いや、自分はアジアンタイヤで充分だ！
それも正解である。
でも、もし少々お高くても、やっぱり高いだけのことはあるな！という体験をしたいなら、
ミシュラン・パイロットスポーツはおススメですぜ、旦那！！
自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
Metabon宮 Metabon石
