metabon石でございます。
納車直後。楽しい、ただただ楽しいと感じる時はあっという間に過ぎ。
あれこれ弄り始める。所謂第一期飽きてきた症候群の始まり。
あれこれ弄る事により、変わって行く我が愛車が愛おしく、また、ただただ楽しい時が訪れる。
そしてそれも大して長続きせず、落ち着いたと思ったら今度はアラが見え始め、色々難癖つけるようになる。
これが何時ものパターンとなっている。
特にジムニーはこの傾向が強い。過去に3台乗ってる(所有)しているのだから間違いない。
悩みの主犯はタイヤ?!
諸悪の根源はタイヤなんじゃないか?
そう思うきっかけが、オープンカントリーR/Tを履いたJB64に乗せてもらった事だ。
足はノーマル。
なのに自分のより全然乗り心地が良い。
タイヤがダメなら何をやってもダメなんじゃ?それを確認するには今の状態でタイヤを変えて見るしかない。
という訳で、、
純正タイヤ&ホイール(鉄だけど)を某競売より入手した。鉄チンにしたのは安いのと、このホイール好きなんですよね。ジムニーにおいてこれ以上オンロードで乗り心地が良いタイヤはないはずだ。
さー、どーなんだ?空気圧を整えていざ!
外径686mm
175/80R16の外径は686mm、ついさっきまで履いていた185/85R16の外径は721mm。たった5%の違いとタイヤの銘柄(M/T→H/T)の差なのか、非常に乗り心地も加速感も転がり感も良い。良すぎる。
カーブでも綺麗に思ったラインをトレースできる。
やや横方向の剛性が足りない(タイヤがヨレる)様に感じるが、普段よりオーバースピードだった事に気づく。
メーター内の瞬間燃費計もいつもより2、3km/L高い値を示しているように思う。
なるほど、、、自分は納車後すぐにタイヤを変えてしまったのでJB64の純正タイヤの印象がなかったせいか、コレはコレでアリだなというかとても新鮮に感じた(と思う)
数日このまま様子見る。と思われた。
タイヤだけじゃない、という予想外の結果
タイヤが変われば解決だ!と思っていたがそうはならなかった。何かがチグハグ。
ここで一旦冷静になろう。
自分はこのJB64をどうしたいのか?
ちゃんと走るってなんだろう?
通勤道だけであれこれ考えてないか?
なんでM/Tタイヤを履いてたんだっけ?
そもそも、今のこの状態って思い描いてた姿、乗り味なのか?
日常と非日常のバランス。あちらが立てばこちらが立たず。
何やってんだ?そう思った時、全部元に戻すことにした。
コレで良いんだ(随分遠回りしたな今回も)
結局、タイヤは元のジオランダーM/T 185/85R16に。
ばねはモンスタースポーツのハイトアップスプリング(単体売りの方)に。車高は20mmアップ。
ビルシュタインB6スタンダードとの相性は純正ばねよりこのバネの方が良い気がする。
変えたのはタイヤのエア圧。
このジオランダーは縦剛性が高いタイヤで、いい感じのエア圧を探るのは非常に難しいですが、今はフロントが170Mpa〜180Mpa、リヤは180Mpa〜190Mpaの間で落ち着いてます(冷間時です)
因みに、タイヤサイズ変えた場合エア圧はどの位?って話になりますよね?
タイヤのカタログに書いてある負荷能力/エア圧から引用してる人、タイヤショップで聞いた値だと言う人、それぞれですが、中にはその根拠は何処から?という値を公表している方も居てビックリすることがあります。
適切な空気圧は、
①純正タイヤのロードインデックスを調べる
②指定空気圧を調べる
③空気圧別負荷能力対応表よりスズキが設定してる負荷荷重を調べる
④履き替えたタイヤのロードインデックスを調べる
⑤履き替えたタイヤに適合する空気圧別負荷能力対応表より適切な空気圧を導き出す
が正しいです。
LT規格とかになると対応表が違うので注意して下さい。
低過ぎるよりは高い方が良いですが、高すぎも良くなく、負荷荷重が低いジムニーの場合、乗り味はエア圧に敏感となる傾向です。是非一度計算してみて下さい。
強引にまとめると、、、
ダンパーがなんだの、ばねが何だの、タイヤが怪しいだの言って騒いでましたが、今は落ち着いております(笑)
走行距離も1万kmを超え、色んな物も馴染んできたっていうのもあるかも知れませんし、単に自分の心境の変化なのかもしれません。
ただ、一つ言えるのはアレコレ弄ったところでジムニーはジムニーだし、ノーマルだろうがコテコテに弄ろうがそれはオーナーの自由。
自分はこうしたい!って言うのがあれば良いのではないでしょうか?
ワタクシの場合は「車は走ってなんぼ」であるからして、通勤に使うし、高速道路を使って遠出もするし、キャンプも行くし、山も行くし、軽いクロカン遊びもするし。
そして天気の良い週末は洗車して綺麗に乗りたい。
そんな風に思ってるのであります。
自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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