EDFC ACTIVE PROと補強について

【敵か?味方か?】ボディ補強のススメ#6

今思えば、ちょっと前までは、どこかしら他人事の様に思ってたCOVID19の影響も、あっという間に身近なものとなっている。

皆様方も公私共にいろいろおありかと思うが、有効なワクチンや特効薬が無い今、我々に出来ることは少しでも感染拡大を防ぐ気遣いと行動だと強く感じている。

感染しない、させない。
そうするためにはどうすべきか?そう意識するだけでも行動は変わる。

商業施設、娯楽施設の相次ぐ休業、講演中止等、不要不急の出歩き自粛など、不便な日々が続いているが、この状況を乗り越えられるよう、おもいやりをもって頑張ろう。(Metabon石)

<おさらい>
#4でリヤハッチ開口部の接着剤施工、#5にてピラーバーを取付け、その激変っぷりに興奮した我々は、やばい薬に手を出してしまったかの如く次の一手を打つのであった。。。

新年度が始まり、公私ともになんだか忙しく、間にタイヤのコラムを上げたりなんだりしたのもあって(伏線です)、かなり間があいてしまったが、今回は補強の要ともいえる、”CUSCO(クスコ)”にフォーカスしたいとおもう。

システムアップを見据えて

前回ピラーバーについて、利便性を考えてカワイワークス製スクエアタイプを取り付けたが、これから補強追加を推進するにあたって、補強パーツのメーカーを統一した方が良いのでは?との思いから、既に導入済みのストラットタワーバーに合わせて、ピラーバーもクスコ製を買い直した。そう、キイロ号はクスコで統一することに決めたのである。

では、クスコがZC33Sに展開している補強パーツとはどのようなものがあるのか?
その前に、クスコってなんぞや??

ご紹介しましょう。

元々はラリー屋さんだった

CUSCOとは、株式会社キャロッセ(CARROSSER、本社所在地:群馬県高崎市)が事業展開するオリジナルパーツ制作部門のいちブランドである。

キャロッセは1977年にラリーショップとして創業。「自分達が必要とするものを、自分達が使って満足するクオリティで制作する」をモットーに、「扱いにくい車は速くない」「より速く、より安全に、より快適な製品づくり」、それを実現する開発・設計から流通・販売までの自社一貫システムを有し、あくまでもレースやラリー等、本物の走りを追求した製品が特長である。

サスペンションキット、LSD、クラッチカバー&ディスク、各種追加補強パーツ等を自社開発し、国内にて製造している。あたし個人的には、クスコの製品はK11マーチにて導入して以来、補強パーツとしてはお馴染みとなっている。

アンダーカバー、ロールケージ等、国内ラリーストで知らない者は居ない。若い頃会社のモータースポーツ部で国内ラリーに参戦していた(自分はサポート)際、ジュラルミン製の強固なアンダーカバーはピット作業時にフロアジャッキを当ててもビクともしなかったのを覚えている(もちろん非推奨)

製品を見れば判る拘りと独自のノウハウ

今この記事を書くにあたってクスコのHPを読み漁り掻い摘んで紹介しているが、自分が補強を推進していくにあたり、クスコを選んだ理由は次の通りだ。

1)必ずブラケットを介して取付られている

2)そのブラケットは奇妙な形状であったり、一見すると効果的に??と思うが、よくよく観察すると、コストを掛けてでも”そうあるべき”という一貫した思想が感じられる。

3)意図的な強度・剛性の配慮がある(抜くところは抜いている)

4)材料の使い分けがされている。(適材適所)

5)単体よりも複数組み合わせた時のトータルバランスを重視している節が伺える。

これらは、クスコの製品を見ていて自分が感じたことであるが、後々にこれら補強パーツは、ANSYSの強度解析システムにより念入りな強度シュミレーションを実施し、実走テストはもちろん、各モータースポーツにも取り入れ、製品化の際にフィードバックを行っているということを知り、それが製品に表れているものなんだ納得したものである。

クスコの製品化プロセス

まとめ(切り上げ、、、)

以前は、”クスコなら安心だ”程度にしか考えてなかった方も、それがちゃんとした裏付けの元に成り立っていたんだと確信に変わっているのではないかと思う。またはそうなってくれると嬉しい。自分もその一人である。

<お詫び>
冒頭、「クスコがZC33Sに展開している補強パーツとはどのようなものがあるのか? 」を紹介するよ!的なことを書きましたが、今回はまずクスコとは?までとさせて頂き、次回、続きをお送りします。

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