車のホイールって、その車の雰囲気をガラッと変える力を持ってますよね。
どんな高級車でもたちまちダサくしてしまう恐怖のセット販売物のアルミホイールの破壊力の凄さ。
逆になんてことない営業車であるプロボックスにレーシーなホイールを履かせるだけで、なんだか凄味がでたり。
さて、スイフトスポーツのオーナーさんもそうでない方も、ホイールの選択には多少なりとも悩まれているんではないでしょうか?
現世にも通じる古(いにしえ)のデザイン、醸し出す雰囲気、何とも言えない味、、、今回は先日速報でもお伝えしましたが我がキイロ号に装着したRSワタナベについて、ご紹介したいと思います。
Contents
RSワタナベとは?
(株)レーシングサービス ワタナベが製造・販売しているホイールで、某人気漫画イニシャル何とかの主人公が乗るAE86や、
我ら世代のバイブル的?湾岸なんとかの主人公が乗る悪魔のZが履いている(描かれている)のでも有名です。
S30の実車だと、こんな感じ。↓↓↓
いや~カッコイイですね。湯水の様に使えるお金と、立派なガレージがあれば、なんとしてでも手に入れたい車、No.1であります。
で、ホイールの代表的なデザインは、みなさんご存知、8本のかまぼこ型スポークが絶妙な形状でリムまで伸びる、非常にシンプルなのが特徴。
「8本スポークといえばワタナベ」とまでいわれるほどの定番ですが、当然似たようなデザインの模造品もあったりしましたね。
という訳で飽きのこないシンプルなデザインは、現在でも絶大な人気があり、多くのファンが居るのは間違いないと思います。
色も艶のないガンメタ風なのからシルバー、切削リム、ゴールド等。
構造は1ピース(2ピースもあり)鋳造、アルミの他にマグネシウム製もラインナップにあります。
生産方法は今も変わらず(サイズによって砂型、金型を使い分け)で、もちろん国内自社工場での製造になります。
もうちょい詳しく掘り下げていきましょう。
株式会社 レーシングサービスワタナベ
現社長の渡辺俊之氏が昭和42年に創業。
レーシングカー「フォーミラー、FL、FJ-1300、F-3、FP-2000」を設計・製作を経て、自動車レース用マグネシウムホイールの製造・販売を手掛け、レースでの豊富な経験と技術を基盤に昭和47年設立。
以降、1ピース製鋳造アルミ・マグホイールを一貫して製造・販売し、中でも「エイトスポーク」(カマボコ型8本スポーク)は当社の代表する製品で、アルミホイール業界に8本スポーク=『RSワタナベ』のイメージが定着され、現在も全国のホイール愛好者より絶大な人気が有り多くの人達に愛用されている。
平成8年2月、2ピース構造のマグネシウムホイール『RM8』が日本初のVIA試験に合格。
今後は、マグネシウムの鋳造技術を活かした製品の開発・製造・販売に力を注いでいく(ホイール・自動車用機器機能部品・ゴルフクラブ、分野の製品等)。
又、その他にカウル付三輪バイク『マンボー』や、オリジナルを忠実に再現した『人力車』等のユニークな商品の開発・製造・販売も手けている。(メーカーHPより転載)
という訳で、半世紀の歴史あるメーカーで、しかもそのプロダクトを守り続けており旧車はもとより、現世でも定番となってます。
まぁ、それだけ当時から完成された優れたデザインであったという事なんでしょう。
そのデザインですが、強度を保ちつつできるだけ軽くしなくてはならないという機能から生まれた機能美であるのです。
因みに、ワタナベのホイールに刻印されている家紋のような鶴三羽のマーク、あれなんで鶴が三羽かしってます??
正解は、本社所在地が横浜市鶴見区だからだそうです。
粋ですねぇ。
ラインナップ
では、同社のラインナップをご紹介いたします。
1)永遠の定番 エイトスポーク
10~14inc、15~16inc、F8・F8F 17inc、Rと、5タイプあり、それぞれに細かくサイズがラインナップされています。
素材はアルミニウムとマグネシウム(対応サイズあり)があり、またサイズによって金型、砂型と使い分けている様です。
因みに17incのF8タイプはFR車用、F8FはFF車用です。
2)New RS8
ワタナベといえば、鋳造1ピースのエイトスポークですが、こちらは2ピース構造となります。
元々の旧RS8は3ピース構造だったらしいのですが、第三世代目のエイトスポークということでNewRS8として生まれ変わったそうです。こちらはアルミのみになります。
1)、2)とも、サイズや仕様も沢山用意され、色もバリエーションがいくつかあります。詳しくはメーカーHPをご確認下さい。
スイスポにはこれだ!
スイスポにエイトスポークだ!と決めメーカーHPを確認する。
17incで、7J、オフセットは43~48位だろうか?
すると、、、
えーと、FFだからタイプはF8F、、、17-70ってやつが17inの7Jね。
PCDは114.3で、5穴、オフセットが、、、あれ?+40以上無いの??
+40だと結構際どい。
HPをよく読むと、、、
オフセット移動が可能とある。
問い合わせたところ、ZC33Sであれば+45が丁度よい、尚且つオフセット移動は可能とのこと。
という訳で、
エイトスポーク タイプF8F 17-70 PCD114.3 5穴 オフセット+45をオーダーしました。
ホイール単体の重さは公表値 8.4kg。
特段重くも軽くもなく。
表面仕上げはつるっとして,てりっと塗装がのってる近代のホイールしか知らない若者だと、軽くショックを受けるかもしれない。
ワタナベというのはこういうものだよ。
あと、ブラックをオーダーするとこの色です。
装着状態
注文したエイトスポークにタイヤを組み込み、装着した画像がこちら。
既に速報でお伝えしてますが、スイスポにもマッチしますね。
フェンダーとの関係はこんな感じ。
左リヤ(後方より)
左前(後方より)
糸垂らして何ミリという計測もしないし数値も公表しませんのであしからず。尚、フロントはキャンバー具合で大きく変わりますがまだ余裕あり、リヤは少し余裕あり(フロントより余裕なし)
私的には丁度いい!といった感じであります。
これなら羽根やエアロは要らない、というか合わない。(目論見通り)
まとめ
ちょっと人とは違う、且つ渋く、大人しめにキメたいナイスミドルな貴方におススメ!RSワタナベ、エイトスポーク!!
因みに定価だと結構なお値段しますが、メーカーHPのショッピングのリンクを踏むと、ファルコンディストリィビュータ―の通販サイトに飛びます。
そこのお知らせをチェックしてると、時々キャンペーンやってまして、特別価格で買えたり特典がついてきたりします。
おススメです。
以上!!
次回はタイヤ編でーす。
自動車物書きユニット MetabonZ。
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