ZC33S パーツ

【パーツ】POTENZA RE-71RS

生意気だ!!
アホなのか??
金をドブに捨てる行為、乙!

ちらほら誹謗中傷が聞こえてきますが、当の本人であるワタクシだって、決して良いタイヤを履いたからといって、浮かれている訳ではない。

ワタクシの様な貧乏人には、それなりの覚悟と、なんとかその出費を正当化する理由を見つけ、思い切った決断だったのである。

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購入の際、タイヤ屋さんにもハッキリ言われた。
それは余命宣告を受けたようなものだった。

タイヤ屋:「正直に申し上げます。1年もてば良い方でしょう・・・。」

ワタクシ:「それでも!例え一年の命でも!今しかないんです!」
     「その一年の命で全力を尽くしたいんです!」

こうして、ホイール新調に合わせて、POTENZA RE-71RSを手配した。

ストリートの最高峰 POTENZA RE-01RSとは?

POTENZAストリートラジアル史上最速へのこだわりから生まれたRE-71R。その系譜を受け継ぎ、更なる“最速”へのあくなき追求から生まれたPOTENZA RE-71RS

今、新たな“71”伝説が動き出す。(メーカーHPより)

従来のRE-71Rとどう変わったのか??

1)ドライグリップの向上
サーキット走行で想定されるタイヤと路面との接地面を見直し、車両旋回中 でも最大限の接地面積を確保し、更に路面に深く食い込むパタンとハイグリップポリマーを採用。

2)ステアリングフィールの向上
ローアングルグルーブ、パタン配置最適化によりスポーツタイヤに相応しいハンドリング初期のレスポンスを向上。

3)耐摩耗性の向上
非対称トレッドプロファイル、スリックショルダーブロック採用によりハイグリップタイヤとして高い耐摩耗性、耐久性を実現。

と、従来の71Rに対してグリップもコーナリング性能も耐摩耗性も向上、結果ラップタイムの短縮になると謳われている。

一方で、ブリヂストン広報の話では、メインターゲットはストリートからワインディング、時々サーキットに行く方としており、決して街乗りに適さないとか、快適性は二の次というものではないとのこと。

まぁ、使用する上でハイグリップだからといって気負いすることは何一つないのである。(そもそも、その辺の量販店で買えるイチ量産タイヤです)

という訳で、
POTENZAってどうなんだろう??
国産最高峰?と言われるハイグリップタイヤを是非試したい!
一度は味わってみようぞ。

と思った訳です。

で、実際走らせたらどうなのか?(その1)

タイヤ屋さんを出て、一般国道を走る。

「エア圧は今結構高めにしてあります」

そう言っていた割に、乗り心地が非常に良いことに拍子抜けする。
但し、ハイグリップ特有のロードノイズが大きく感じる。

いつもの通勤道でも、その印象は変わらない。
そんなことよりも、タイヤが路面をガッチリ掴んでいるような感覚が頼もしい。これは特筆に値する。

ビードも馴染んできたであろう、そろそろ適正エア圧に調整する。

サイズは205/45R17 88W XLである。
ロードインデックスは88、エクストラロードなので空気圧負荷能力対応表はETRTO XL規格の方で算出。

フロント210kpa、リヤ200kpaと出た。
今回は+10kpa多目にしておく。

さぁ、こっからが本領発揮だ。

で、実際走らせたらどうなのか?(その2)

雨の予報が外れ、山に行くチャンスだ。
という訳で、早朝家を出ていつもの山に向かう。

適正空気圧+10kpaに調整したことによって最初気になっていたロードノイズが減った、というか全く気にならなくなった。
今まで履いたどのタイヤとも違う、独特の音がする。

山の麓に到着し、いつもの流すペースで山を登る。

ほほぉ。こりゃ楽だ!
すいすいコーナーを抜けていく。

今まで履いていた2分山タイヤで感じていた緊張感は微塵もない。
当然ではあるが。

【お山の駐車場では、宮さん、、、ではなく、以前ここで出会って以来親密にさせて頂いている同色のZC33S、ブリッツバンパーにSWKのWRウィングが特長の方と久々にお会いする!の巻】


さて、気になるお山、ワインディングではどうなのか??

やはりハイグリップというだけあって、ものすごい安心感。
今まで履いていたタイヤのそろそろ限界という領域でもスキール音すら発せず、ぐいぐい曲がって行く。

EDFCのセッティングもみなおさなきゃかなと思っていたが、そんなのお構いなしといったところだ。今までのセッティングのままでも何の違和感無し。

ペースを上げてみる。
今まで3速で回っていたコーナーで気が付いたら4速に入れていた、という場面も。そのくらい、タイヤバカになりそうな雰囲気。

なーんだ、結局はタイヤなんかい。。。
そう思ったら面白くないかもしれない。

グリップに安心感がある→余裕が持てる
この余裕代をどのように使うか?

ペースを上げるのか?
安全マージンとして取っておくのか?

こうして、今日のところは下山したのである。

まぁこうなるわな・・・。

山を一気に駆け下りて、麓のコンビニでタイヤチェック!

「まるで消しゴムのようだ」


表面がザラザラになり削れている。

鬼グリップの代償はやはりこれか。。。

まとめ

まだ数日しか経っていませんが、満足感はかなり高い。
ハイグリップの恩恵は山やサーキットだけかといえばそんなことは無く、街中でも、郊外の国道でステアリングに伝わる何とも言えない安心感をもひしひしと感じる。

ドライ性能ばかり凄い様なイメージだが、ウエットも同様だ。
なんせ、今日のお山は一部ハーフウェットだったのだ。

今までだったら突然コーナリング中に現れる濡れた路面にヒヤッとさせられていたが、明らかに違う。

さぁ、余命1年、途中スタッドレス期間があるので多少伸びるか。
せっかく手に入れたのだから大いに楽しもうと思う。

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Q1、このタイヤを他の人にもおすすめしますか?
⇒高いけど、その価値あり!!おススメ!!

Q2、あなたはまたこのタイヤを買いたいと思いますか?
⇒高いけど、また買っちゃうかもしれない。ヤミツキ。

Q3、意見があればご自由にお書きください
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自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
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