前回までのあらすじ
石さんにゆずり受けた「1/10 スズキ・ジムニー」。
そのファニーな見た目と、豪快でコミカルな走行性能。4WDで多少のガレ場ならグイグイ走っていける。
しかし、本格ダートコースとなると話は変わってくる。
走りに目覚めた息子はさらなる速さを求めるが・・・・
サーキットでは故障の連続
オフロードサーキットは楽しい!それは確かです。
広々としたコースを全開で走らせる爽快感はかなりのもの。
慣れてきて、スピードも上がってきました。
調子に乗ってチューニングパーツを投入!(まるで実車みたい)
甘損を頻繁にチェックしてしまうようになりました・・・・
ん?スイスポの時と同じだ・・・・
スポーツチューンドモーターでスピードとトルクを
CVAオイルダンパー・スーパミニで、しなやかな足を
アルミ・モーターマウントとアルミ・プロペラシャフト。アルミってかっこいい・・(笑)
甘損の箱が届く頻度がおかしいことになってきました。
・・・・これがタミヤ沼か・・・・
ちょっと金銭感覚がマヒしてきました・・・いかんいかん。
しかし、さらに問題なのがちょっと走らせると、どこかしこが故障し、自宅やピットであれやこれやと修理している時間が長くなってきたことです。
速度が上がれば当然、受けるダメージも大きくなります。
ギヤセットは3セットくらい破損と交換を繰り返しました・・・・汗
サスペンション、次にギアが鬼門なのは前回と同じ。モーターのピニオンギヤを受けるカウンターギヤが、ジャンプの衝撃でダメージを受けてしまうようなのです。
もちろん、メカニック(ワタクシ)のウデがへっぽこなのもあります。
(ねじのゆるみやグリスアップなど、ちゃんと整備できていなくて、壊してしまったことも・・・)
※サーキットを走るなら、入念な整備が大切です。走らせっぱなし、のトイラジとは違い、きちんと整備しないと思わぬトラブルに見舞われます。
さらなるスピードを求めてモーターを交換してからのトラブルが顕著でした。
そして、ストレートのスピードは上がりましたが、相変わらずオフロードバギータイプにはまるで歯が立たない。
ギャップのあるコーナーでいとも簡単に横転してしまう・・・
そこで、
このラジコン元オーナーにして、ホビーラジコンの道をそれなりに極めちゃった過去を持つ石氏(ラジコン仙人)にアドバイスを求めました。
宮「石さん。ジムニーって改造すればバギーみたいに走れるかな?」
仙人「うーん。できないこともないけど、ものすごいお金かかるわりにバギーにはかなわないと思うよ。」
宮「なんで?」
仙人「サスの構造見れ分かると思うけど、Mシャーシ(小型クラス)のツーリング(オンロード用)とサスストロークが変わらんのよ。んで、タイヤの高さで「オフロード感」を出してるんだけど、ダートコース、特にジャンプとかはストロークが足りないばい。」
宮「マジか!!でもさ、でもさ、ワイドサスペンション・キットとかあるじゃん?」
仙人「確かにワイドトレッド化で走破性は上がると思うよ。でもサスストローク増やすにはさらに投資がいるね。だったら素直にバギーにしたほうがいいと思うばい」
宮「なんと!!ジムニーを見捨てるというのか・・・・」
ここまで健気に走ってきたジムニーをあきらめてバギーに乗り換える?!
それとも・・・・
ジムニーでバギーに対抗するか。
心情的には「ジムニーでバギーをカモる」なんてできたら面白いと思いました。
そういう格下マシンで上のクラスを追い回す、みたいな下剋上的な話は大好きです。イニシャルD的な!!
しかし、それには結構な投資が必要になることと、それが報われる可能性は極めて低いことはネットで調べても明らかでした。
ダートコースを走ることを前提に設計されたバギーとは根本的に違うのも事実なわけで・・・・
我らがMetabonZラジコン部 ワークスドライバーの息子氏に意見を求めてみました。
宮「ジムニーここらへんであきらめてバギーにしてみる?」
息子「うん!何買う?何買う?」
宮「・・・・・・・・・・・・。」(思い入れはないんかーい!)
父親のジムニーへの哀愁をよそに、息子氏はさらなるスピードへの欲求のほうが強いようでした。
で、どうするの?
潔くジムニーをあきらめてバギー転向を宣言する息子氏。
・・・・既にジムニー2台持っているチームオーナー宮、大ピンチ。
さらなる投資を正当化する材料など・・・・・・ない。
どうする、宮!
次回へつづく
自動車物書きユニット MetabonZ。
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豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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