ZC33S コラム

ZC33S, 50000km overで見えてきたもの#1(Metabon石の場合)

Metabon石です。
ちょいちょい記事には書いてますが、新車納車2年を待たずして5万kmに到達、そして現在55000kmに達しようとしています。。。

metabonz.com企画会議(オンライン会議)の中で、議題として上がったのが、5万kmも超えたし一区切りも兼ねてここらで統括記事を上げようか?っていうのがありまして、今回投稿する運びとなった訳です。

何編かに分けての投稿となりそうなので、暫しお付き合い下さいませ。
※過去その話聞いたよ!ってこともあるかもしれませんが、一応まとめ記事という事でご容赦願います。

50000km超えた。お車、どうですの?

まず、まだ二年しか経っていないので、そんなに古臭くなったとか、ポンコツ臭がしだしたとかは全くないです。

過走行ともいえる状況が逆に機関関係の調子は良いです。毎日乗ってますからねぇ。もちろん、オイル交換等のメンテナンスは怠っておりません。

車体についても、ヨレヨレ、ガタガタ感といった経たりは感じないです。

なぜそう言い切れるか?
これは比較的新しい、走行距離の少ない方のZC33Sを試乗させてもらって、こっそり確認してます(笑)寧ろ、補強満載の我がキイロ号の方が全然しっかり感があり、剛性を感じることから、補強は良い仕事してますね。
逆にノーマルだったらどうかは判りません。

良い事ばかりでもないです。
宮氏も言っていますが、ドアのウェザーストリップの痩せは感じます。
それと、相変わらず内装の低級音はしてます。でも増えたり大きくなっていないからまだましかもしれません。

塗装については納車後ガラス系コーティングを施しているおかげか、まだ艶もあり、屋根付き車庫完備の我が車は色飛びも気になりません(黄色が数台集まると焼け具合の差がでますね)

不具合については、これは個体差なのか異音との戦いでもありました。

<車から降ろされ、バラバラにされたT/M>

現在は落ち着いています(気にならなくなったレベル)
総じて、今現在も飽きもせず、楽しませてもらってます。

さて、ここで今までのZC33Sとの歴史をまとめたいと思います。
カスタムの方向性が徐々に明らかになっていった経緯も暴露?

【キイロ号の軌跡】

・2018.11、納車
 オーディオ関係等快適装備の充実を図る。
 本宅⇔単身赴任先の往復が苦じゃなくなる
・2019.3
 ツーリングオフ初参加
・2019.4
 ツーリングオフ参加
 これを機に何かが変わる
・2019.6
 EDFC体験(宮氏の車試乗)
 足まわりはこれにすると決断
・2019.7
 FLEX Z導入
 同月、EDFC active pro導入
・2019.8
 某氏作成データを頂く
 同時に共有Grに本格的に参画
・2019.9
 筑波山をホームコースとしたユニット、
 メタボンズ結成
 オリジナル?セッティング作り開始
・2019.10
 土台作りとして補強導入スタート
 セッティング作りが大詰め
・2019.11
 オリジナル?セッティング試作完成
・2019.12
 補強コンプリート
 レカロ導入
 マフラー導入
◆これにてphase-1(準備編)完了

・2020.1
 metabonz.com開設
 オリジナル?セッティング完成(ver1.1)
・2020.2
 キイロ号のコンセプト固まる
 ⇒金策に翻弄する
・2020.3
 ドアスタビライザー装着等、
 更なる改良を重ねる
・2020.5
 スペアタイヤ搭載
・2020.6
 本命のホイール&タイヤ装着
・2020.7
 ECU書き換えを実施
◆これにてphase-2(あるべき姿化)完成

・2020.8
 現在の乗り味に不満が募る
 ⇒色々手を尽くすが、
  最終的にEDFCのリセッティング
  を始める
・2020.9
 ある結論に達する(重要)
・2020.10
 オリジナルセッティング
 ”MS2010”シリーズ完成
・2020.11
 リヤスタビ及びフロントサポート
 追加による改良型セッティング
 ”MS2011”完成
◆phase-3計画発動(準備期間開始)


とこんな感じですが、一先ずキイロ号歴史(前編)を振り返りたいと思います。 

色々あったよ。そこに歴史あり?(前編)

2018年7月、ZC33Sを買うに至ったのは必然だった、そんな事をどっかの記事で書きましたが、購入契約をしてから3ヵ月後の11月にキイロ号は自分の元に来たわけです。何かこう塗色のせいで落ち着かないのと、その走行性能の高さに困惑と嬉しさ・感動が混ざったような時期が暫く続いたのを今も鮮明に覚えております。

<納車直後のキイロ号>

当然、この頃といえば特に弄るつもりもなく、快適移動空間の為のオーディオ関係(スピーカー取付とそれに伴うデッドニング等)に没頭。

また、まだ直にZC33Sオーナーさん達との交流もなく、暫くは素性の良いノーマルのまま乗るつもりでした。

1)【そんな決意は直ぐに崩れる】

車系SNSの誘惑。PCやスマフォを叩けばボロボロ出てくる数々の情報。そしてオフ会の参加。この辺りから吊るしで乗ってるのももったいないな、楽しまないと!に考えが変わったのでした。

2)【どーしたいか?】

どうしたいか?という目標なりポリシーはとても大切ですよね。
皆さん持ってます?

自分の場合は、「見た目ノーマル」で「走ることだけに特化」した車作り。

何がしたいか?
想定するステージは普段使い(通勤)と峠。時々遠出。これらを気持ちよく走りたい、ただそれだけなんです。

まぁ、もういい歳だし、車の色は既に目立つ黄色ってこともあり、派手なエアロ纏ったキッズっぽいのは勘弁ってことで、カスタムメニューは地味だけど見えない所ばかりになるなと予想。

って事で何はともあれ、先ずは足から始めるか!となる・・・でも、実はこの時点で考えていたことは現在の仕様とは全く違がったんです。

はい、ワタクシ過去の経験(ムダ金使った学習とも言う)から、極度のビルシュタインやKONI、オーリンズといった「確かな物」を信じて疑いなき者であり、乗り味はそれで決まるという考えでありました。

このことは、当時某SNSで吐いていた事を、当時既に交流のあった相方宮氏も覚えているはず(笑)

その考えは今も変わらないです(ここテストでますよ)
と強がりつつも、横目では当時一部の間で話題になっていたアレ。
非常に気になっていたのも事実です。

3)【EDFCとの出会い】

もう暫くノーマルで乗るなんて言う事はどっか行っちゃってた2019年6月。
そんなにイイっていうなら試させてもらおうじゃねーか!オラァ!!
試乗させろくださいませ、どうかお願いします、、、と宮氏に直談判。

<代車のメタリック鶯で80km離れた宮氏の住む街へ出向く>

試乗した結果は言うまでもなく、FLEX Zという車高調整式サスペンションに不安を抱きつつも、EDFC Active Proの可能性に掛けることを決意。

その時、宮氏が「色々覚悟してくださいね」と言ったか言わずか(笑)今思えば、この時にこの先長い戦いになるとは想像もしていなかったんですよね。

4)【絶望からの始まり】

15000km。FLEX Zを組んだ。
ほほぉ、車高が落ちてだいぶ雰囲気が変わったと喜びも、その乗り味の悪さ、こと純正サスペンションからの落差に絶望したのは言うまでもありません(個人的な感想です)

それでも、先ずは素のFLEX Zががどういうものなのかを体感したくてEDFCの取付を先延ばしにしてあれこれ頑張るも、早々にギブアップ。
「神のデバイス」をインストールしたのでした。

しかし・・・。

「なんじゃ~~こりゃ~!!!」
前情報を得ていたとはいえ、ほんとうに何していいか判らない取説。
これが二度目の絶望(笑)

早くあの乗り味に辿りつきたい、、、先人からのアドバイスをもらいつつ、オリジナルのセッティングを作り始めるも、全然消化不良で、自信が持てない状況(これで良いの??なんか変じゃない??)であったんです。

5)【EDFCセッティング共有Gr参画】

とある方が作成したセッティングを頂く機会を得ると同時にそれを共有するGrに参画することになり、EDFCによる制御も飛躍的に良くなったのは言うまでもないのですが、同時に「自分でこれを超えるセッティングを作りたい」という決意がより強くなったんです。

体感もだいぶ備わり感覚的に理解しつつも、やはり技術屋として理論的・数値的な説明と裏付けが伴わないものは、例え結果良くてもそれは単なる偶然か結果論にしかならないっていう思いが強かったんですよね。

そして、どうしてこうなったのか?どういう意図なのか?ノウハウ的な事は一切判らないとあるVerのセッティングを解析・見える化することから始めたんです。

という事で、こっから本当の戦いが始まるのであります。

色々あったよ。そこに歴史あり?(後編)

そのころ、一番近い山、筑波山をホームコースとして走り込みを始めました。最初は夜だったけど、見えない、重量級の車や現役世代と被ることから後に早朝の朝練へシフト(笑)
metabonz.comの前身である、お笑いユニット風「メタボンズ」結成したのもこれがきっかけであります。

<2019.9.7_メタボンズ結成、筑波山にて>

続きは#2で!!

MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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