雑記

【純正を】結局行き着くところは「ノーマル(+α)」だった_#1【馬鹿にするな】

グレート・リセットとは?

より良い世界をもたらすために、社会と経済のあらゆる側面を見直し、刷新すること。
世界経済フォーラム(WEF)が2021年5月に開催するダボス会議のテーマをグレート・リセットにすると発表したことから注目を集めている。
—–引用「IDEAS FOR GOOD 社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン」—–



1月2日に投稿した新年のご挨拶ブログを覚えていらっしゃいますでしょうか?
またその後のエントリーにも、今後の進むべき方向性をちらっと記していました。
その内容を要約しますと、

1)2020年=理想の形に持っていき、ここまで!という線引きをした
2)だが現状維持は基本出来ない
3)現仕様に対して何かしなきゃいけない時期にさしせまっている

ということになります。

過去、良かれと思って色々手を加えてきた我がスイフトスポーツ。
本当に現状がベストなのか?!
単なる経たりが影響しているのか?!
ただ単に飽きてしまったのか??

それを知るには、思い切ってリセットするしかない。

より良い乗り味を、そしてより良いカーライフを求め刷新する。

先ずは、その基本となるノーマル戻しを始めました。

読者の中には一見狂気じみた事の様に思えるかもしれない。
散々EDFCは良いぞ!補強は良いぞ!と謳ってきたのに、ノーマル戻しとは何ぞ?真意は何なんだ?そう思われても仕方がない。

だけど、良いと思っていたことが実はそうではなかった、又はダメだと思っていたのが実は本当は一番良かった、という事が後から判ったりする。

カスタムする=何かを弄れば、必ずバランスは崩れる、そんな事があるのを身をもって体感したワタクシにとっては至極真っ当、到ってマジメ(笑)つまり、一周回ってたどり着いた、「結論」であります。

という事で今、一番声を大にして言いたいことは、

純正(ノーマル)を馬鹿にするやつは幼稚園からやり直せ!

である。
カスタムする上では、何故純正がそうなのかをよく考察した上、弄った事によるメリットだけに注目するのではなく、デメリットがあることから目を背けてはいけませぬ。

という訳で、ノーマル戻しの模様を、お伝えしていこうと思います。

尚、まだノーマルのままだという方に対して、決して弄るな!という訳ではありません。
どんどんやって頂いたら良いと思います。
同様に既にカスタムしちゃっている方に対して、ノーマルに戻せ!と言ってるわけではありません。
でも、ふとした時にほんとうにこれで良いのか?とい迷いが生じた場合の参考になればと思います。

まぁ、改めてノーマルの良さが伝わればこれ幸い。(Metabon石)

純正タイヤ&ホイール、まずはおさらい

車を買ったらまず最初に弄るところと言えば、ホイールではないでしょうか?

「納車しました!先ずはホイールを変えてツライチにしたいです!」

某車系SNSでよく見るコメントだ。
そもそも、なんでみんなすぐに社外ホイールに変えちゃうのか?
一種の強迫観念とも思えるその心理はなんなのか。

「純正ホイールはダサい」

ゴミの様に言う人もいる。
捨て値で競売行き!某オークションを覗くと新車外し品が多数見受けられる。

だが、自動車業界(メーカー)に言わせれば、甚だ心外なのだ。
量産品でありながら高強度で高品質なのは当たり前、
.ZC33S専用設計であるこのホイールは鋳造後にリム部をローラーで整形するフローフォーミング製法をとりいれ強度を上げつつ軽量化にも拘ったものだ。

デザインはどうか?
確かにZC33Sがデビューした時、賛否両論だったのは記憶している。しかしどうだろう?似たようなデザインを近年よく目にする。特に欧州車。

最近のトレンドを取り入れた、黒をベースに割と面積広めの切削というデザインは、実はスイフトに非常にマッチしている。とは思いませんか?



次はタイヤ。
ライン装着タイヤはサイズが195/45R17と先代のZC32Sと同じ。
車重が80kgも軽くなったのに同じサイズにしたのは、理由あってのこと(エンジン出力アップ等)であろうが、このサイズ、特に”195”というタイヤ幅が、詳しくは後述するが軽くてパワーのあるZC33Sには重要に思う。但し銘柄については先代に対し、ContinentalのSpots contact5に変えてきた。

欧州を考慮したグローバル調達のせいか?-

それとも、様々な評価で必然的にこれになったのか?-

理由は知る由もないが、このタイヤ、非常に良いのである。

純正ホイール+コンチネンタルのタイヤ、これに変えるだけで結構ビックリ!それは次の項で。

純正タイヤ&ホイール、久々に変えたらどう感じるか?

ワタナベ エイトスポーク(7J +45)にポテンザ RE71RS 205/45R17の組み合わせで約20000km、溝もなくなりドライこそはまだまだ鬼グリップを保っているが流石にウェットは危険かな?と思っていたころだった。


そんな時タイミングよく新車を購入した、某SNSで知り合った青年から新車外しの純正ホイール&タイヤを譲って頂いた。まさに渡りに船だ、助かった、、、とりあえず次のハイグリタイヤを入手するまでの繋ぎとおもっていたのである。

新しいものを手にするとすぐ使いたくなるのは誰しも同じ?早速履き替えてみた。

流石純正、ハブにジャストフィットする感じがいいね(あたりまえだけど)

で、車高調により前後30mmほど下がった車高に純正ホイール&タイヤを組み合わせるとこんな感じ。


ほほぉ、悪くない。っていうか、とても新鮮(笑)なんかジワジワくる良さ!

見た目はこの辺で、やはり気になるのは乗り味だ。早速乗ってみる。

今後向かうべき方向性がはっきりした

たかがタイヤでこうも変わるのか!!

第一印象は非常にスッキリした乗り味に変わったこと。

ポテンザの路面をガッチリ掴んでいるような感じも捨てがたいが、スイスポにはこのコンチネンタルの方が相性が良い。よく転がる印象。それでいてグリップもしっかりしている。

タイヤがXL(エクストラロード)規格ではないのも影響しているのかもしれないが、荒れた路面をタイヤのしなやかさが吸収してくれている。

もう一つ。
ステアリングに伝わる手応えが全然違う。非常に素直な動きでコーナーでの修正舵が明らかに減った。
これはタイヤもそうだが純正ホイールの要因が大きいはずだ。
つまりアライメントの一つで操舵特性に影響するスクラブ半径が適正値になったことが大きい。
轍路などでの外乱の影響も全く気にならない。

【スクラブ半径】
仮想キングピン軸の接地点と車輪中心線の接地中心の距離をスクラブ半径と言う。
以前この記事でも触れてるが、ツライチを狙ってホイールのオフセットを変えたり、ワイトレやスペーサーを噛ましたりすると、スクラブ半径が大きくなり、操舵特性にも動的特性にも良いことは一つもない。


※ワタナベ エイトスポークについては、リム幅を純正の6.5Jに対し7Jにしたことから5mmオフセットを変更していた(計算上スクラブ半径の変化は最小限となる様考慮していたが・・・)

最後に、驚くべきことに燃費が良い!
えーと、街乗りでこんなに燃費良かったっけ?当然エア圧は規定圧である(燃費稼ごうと高めにしてはいない)


という訳で、タイヤ&ホイールを純正に戻しただけで、なんとビックリという話でした。

そんで次のステップ。
タイヤはさておき(暫くこのまま)、スタイルは現状を維持しつつ、乗り味の更なる改善を具現化するため違う車高調にリプレイスするか?それとも足もノーマル戻しをしてみるか?

答え簡単。お金かからずすぐできる方策。
でも不安な点もあるよ。

という訳で次回予告!
足回りも純正に戻したら悟りがひらけた、というお話でっす!



MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
Metabon宮 Metabon石