ZC33S コラム

ZC33S, 50000km overで見えてきたもの#2(Metabon石の場合)

Metabon石です。

パーツ屋少年:
「LSDとか軽量フライホイール、大容量インタークーラー、カーボンボンネットとかもありますよ」

豚さん(石):
「坊主、俺たちはレースやってるわけじゃねーんだよ。またな。」

パーツ屋少年:
「・・・??まいどありー(じゃーなんだっつーんだよ?)」

という訳で、ZC33S, 50000km overで見えてきたもの#1のつづきです。そこに歴史あり(後編)をどうぞ。

色々あったよ。そこに歴史あり?(後編)

そのころ、一番近い山、筑波山をホームコースとして走り込みを始めました。最初は夜だったけど、見えない、重量級の車や現役世代と被ることから後に早朝の朝練へシフト(笑)
metabonz.comの前身である、お笑いユニット風「メタボンズ」結成したのもこれがきっかけであります。

<2019.9.7_メタボンズ結成、筑波山にて>

1)【走り込んで見えてきたもの=現状把握】

イイ足が手に入ったら、やはり走りたくなるもの。
きちんと走らせればノーマルでも結構いいペースで峠を駆け抜けられるのは既に確認済みです。

でも今はEDFCがある!

おおぉ、やっぱりスゲーな!良く曲がる!!
確実にペースは上がっている。

しかし、、なんかこうしっくりこない。
落ち着きがないというか、何かがおかしい。
こんなもんだっけ???
期待が大きすぎた??

いやいや、冷静に考えてみよう。

やはり足だけ良くなってもダメってことなのか??
そんな事がよぎった2019年の秋。

2)【凄いぞボディ補強】

走っては考え、たどり着いた仮設。
詳しくは「ボディ補強のススメ」シリーズにも書いてますが、後方から前方へと、クスコのパワーブレースを順々に足しては走ってを繰り返す日々。

同時に補強された車体用にEDFCのセッティングも見直す必要が出てきました。補強した車用のセッティングなんて誰も作ってはくれないな。
という事でここからは自力となります。

3)【頭を使え!EDFCセッティング】

「気持ちよく走る。どんな道も」
を求めている我々Metabonz。
峠だけに特化した、とか、街中の快適性を重視とか、それぞれの場面に合わせたセッティングを用意するというのはちょっと違うかなと。

理想は、
オールマイティなセッティングが一個あれば良い。
そう考えていました。

でもそれを完璧に実現するのは、おそらくハード面の限界があるのは何となく感じていました(ここもテストにでますよ)

でも今の状況でなんとかするしかない。。。
足だけでもダメなのも判ってきた。

セッティング出しについてはいい加減にやっていては絶対ダメ。
データを取り、相対比較と実走の相関を取るという地道な作業を続ける。

そしてようやく我々用のオリジナルセッティングの原型が出来上がる。
自分なりに、理論的かつ数値に拘り、決してメルヘンや魔法、摩訶不思議なまやかしを排除したつもりです。


<おさらい>EDFCのセッティングとは?
一見複雑怪奇に思えるセッティングも、極々冷静に見れば単純な話(仕掛け)で、どのように動く車に作用するのか?どの位支配的なのか?を考えれば、意外と簡単な話なんですよ。
それが判れば好みに合わせ込むだけ。まぁそれが難しいわけなんです(汗

<サスペンションの奥深さ>
①車高調により車高を下げる・・・すると物理的に何が起こるか?
②そもそもサスペンションの構成部品のそれぞれの役割・主な仕事は?
③何をどうするとどうなるのか?構造?物理?の話。
④タイヤやアライメントまで含めたら?
⑤タイヤの事ってどれだけ理解してる?
⑥同じばね定数でも仕様(線径や巻き方)で変わぞ?
⑦ダンパーって?DS:0.3m/sとか0.6m/sの意味するものは?
 ※ダンパーをショックって言うな

★EDFCは⑦だけに作用するシステムです。

3)【こうして色々準備が整っていった】

その他、冬ボでホクホクな内に大物を2点ほど(イスとマフラー)
こうして2019年を終え、自分が考える黄色いスイスポをこういう風にしたい!という目標にむけての準備が整ったのです。

メタボンズからMetabonZへ。metabonz.com開設

2020年1月。
豊かなカーライフを!
という志しを共に相方宮さんとスタートしたmetabonz.com

今はZC33S(とラジコン)に特化した内容となっているのは、いつもご愛読いただいている方達はご存知の通りです。

また、ワタクシの愛車であるキイロ号についての今年の遍歴については既に記事に上げている通りです。

<ワタナベエイトスポークがアイコンと化してた我がキイロ号>

さて、
ZC33Sと言う車は、無限の伸び代を持ったような車に思えるかもしれません。実際、叩けば響くようなカスタムの楽しさは一歩間違えるとや中毒になりそうです。

しかし、

「所詮スイスポはスイスポである」

と言うのをどこか頭の片隅に置いておいた方が幸せかもしれません。

ポリシーを持とう!と訴えてきましたが、
時には変な拘りを捨てて柔軟な考えも必要です。

付けたパーツが好みに合わなければ潔く外す、こういう事もあります。
※過去紹介したパーツで、既に外して使っていないものもあります。もちろん書いたレビューに嘘や誇張はありませんよ。
そっから先はあくまで「個人の好み」の問題となるわけです。

十人十色なんて言いますが、皆思い思いにカスタムしていますね。
そして経済的な自由度も其々です。
当然中にはどえらい投資をしている方もいるかもしれません。
だからといって妬みや、変な競争意識に目覚めてしまわないよう、注意が必要です。

・・・ちょっと内容が変な方向になってしまいましたね。

何が言いたいのかと言うと、そういう意味で我々はしっかり目標を持ち、一年ブレずにやってこれたんだと思うわけです。

そして↓↓↓

今後の進むべき方向(phase-3)

時が進み、2021年1月現在。走行距離は60000kmに達した。

・スイスポを手に入れた2018年。
・色々影響され、第一弾を打ち、模索していた2019年。
・模索した内容を実行しつつ形にしていった2020年。

皮肉にも、満足得られた頃にはもう5万kmを超えていた・・・。

まぁ今すぐなんとかしなきゃっていう訳ではないけど、
そろそろ次を考えていかなければならない今後。



ダンパー(足回り)とタイヤを刷新し、今のスタイルを維持するか?
ここでまさかのフルリセット(足回り等の純正戻し)をするか?

マジメに考えた時、負担(投資)も少なく(ほぼゼロ)、足周りの純正戻しを一旦やってみたいと考えている訳です。

正気なのか?
まさかの後退宣言?

いえいえ。これは敢えての戦略(笑)

過去の車でもそうでしたが、さんざん弄った後に飽きてしまったとか、そもそもその車を売却する等で純正戻しをする。するといつも感じるのがとても新鮮というか今まで見えてなかった良さが判ったりする現象(笑)

先日、タイヤ&ホイールを純正に戻しただけで感じたスッキリ感。

兎に角、現仕様に対し、何かしなきゃいけない時期・タイミングに来ているのは確かです。

そんな中、キイロ号に襲いかかる不具合?!

3年又は6万km以内のメーカー保証、滑り込みセーフ?!

現在進行中に付き、詳しくは全てが解決した際にご報告いたします。

MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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