ZC33S パーツ

【パーツ】YAC スイフト専用エアコンドリンクホルダー【おススメ】

寒さ厳しい日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
寒いといえば、ドライブ休憩中にホットコーヒーなんてあると生き返りますよね。ワタクシMetabon宮はコンビニコーヒーの大ファン。
我らがZC33Sは残念ながら「コーヒー環境」に恵まれているとは言えません(笑)それはご存知、カップホルダーがドアポケットとセンターコンソール奥にしかない・・・・最近のトレンドはステアリングの近くにドリンク用のホールがあるクルマが主流。なるべくステアリングに近い方が安全面でも有利です。
となると、後付けで自分好みのドリンクホルダーを着けるんですが、いろいろ問題があったりします。
一番はやっぱり「後付け感」と「クオリティ感」でしょう。
今日はそのへんをまるっと解決したドリンクホルダーをご紹介しましょう。

ドリンクホルダーのクオリティを極限まで追求

コンビニコーヒーファンのワタクシ宮は純正のドリンクホルダー位置ではどうにも我慢ならず、市販のドリンクホルダーからベストなものをということでカーメイト製のものを紹介していますが、今回はヤックから発売されたスイフト専用と銘打ったドリンクホルダーを購入してみました。

最大のウリは車種専用設計であること。

この製品の最大の売りはその車種専用設計ということです。
つまり、ほかの車種には着かない・・・・汎用品ではない・・・・
今までのカー用品はどのタイプのクルマにも装着できるものがほとんど。

そこをアフターマーケット製品で専用品を出してきたことに意味があります。

その車種の内装デザインを崩さず、ジャストフィットさせる。
これって実は凄いことです。

クルマいじりが好きな人ならわかりますよね。
自分好みに手を加えるとどうしても出てしまう「後付け感」
気にしない人にはどうでもいいことだけど、気になる人にはたまらない
ゴチャゴチャした整理されていない感覚。

この製品はそこを徹底して排除しています。つまり違和感を払拭したいという執着・執念のようなものを感じます(笑)

クオリティ(品質)を追求していくと

まず箱から出してみて気付くのは「結構重たくてゴツイ」ということ。
見ていただくとわかるのが、樹脂の分厚さです。
市販の汎用品の倍くらいの厚みがあることが分かります。
なぜ、ここまでゴツイ必要があるのか?

ズバリ、剛性感です。樹脂の厚みがもたらす牢壁なつくりが、
容易にたわんだり、変形したりしない剛性感をもたらします。

そして、内装にあわせた革のシボ加工がその品質感を際立たせています。細かいことですが、この革シボの模様を内装に合わせて金型を作るだけで莫大なコストが掛かります。


※ちなみに運転席用・助手席用は別製品でまったく互換性がありません。
両方同時に装着するなら問題ありませんが、片方ずつ買い足す場合は要注意です。

デザイン上の特徴となるレッドの差し色はなんと塗装ではなく、別の成型パーツを組み合わせることで成立しています。なんというコストのかけ方・・・(笑)

このレッドの差し色は明らかに「スイフトスポーツ」の内装を意識したものだと分かります。(スイフトシリーズに使えるとありますが)

上部にはスプリング内臓のフラップがあり、あらゆるサイズのカップにも適応できるように押さえつける仕組みになっています。この部分のクオリティが素晴らしいです。
底の部分にはウレタンのクッションがしいてあり、走行中のがたつきをおさえてくれます。

ドリンク部の奥にはスマートフォンなどを入れるスペースもあるあたり、気遣いが憎いですね。

では実際に取り付けてみます。

取り付けてみると

パッケージを開けて出てくるのは、本体、保護シール、取り扱い説明書の3点のみ。よくある取り付け金具的なものはなし・・・


なんと、最初から取り付け用の爪部分がついている!!
さすが専用品です。他の車種に付ける配慮は要らない!!という自信の表れですね。さらに両面テープも最初から貼りつけ済み。

取り付け自体は非常に簡単で、
①取り付け部分の脱脂をする。
②取り付け部分、両面テープ接着部分用の保護シートを取り付け先に貼る。
③両面テープのシールをはがし、爪の部分を意識しながらえいっ、と押し込むと「ガチッ」と隙間なく装着できます。

「最初からここにいましたが何か?」とでも言いたそうなくらいにフィットしていて笑ってしまいます。

驚くのはガタツキのなさ。ガッチリとインパネにくっついてミシリともいいません。

明らかに「外すことを想定されていない」設計・製品になっているといえるでしょう。

・・・余談ですが宮号はインパネアルカンターラ風なので、ちょっと浮いちゃいますがお気になさらず。

使ってみると

早速、よく飲むボトルのコーヒーを置いてみると・・・

こりゃー使いやすくて良い!!
以前紹介したカーメイトのクワトロも良かったですが、こりゃあ一本取られたなという結論です。

ステアリングからあまり手を離さずドリンクにアクセスできることと、ガタツキや軋み、物を載せたときのたわみやエアコンルーバーへの負担感などがないのは素晴らしいです。

強いてマイナス面をいうならば・・・・
①エンジンスタートボタンが若干押しにくくなる
②エアコンのルーバー調整がちょっとだけしづらくなる
③市販品としては価格が高い・・
といったところでしょうか。

どこがつくっているの?


槌屋ヤック株式会社。昭和40年創業。愛知県岡崎市に本社を構える、老舗カー用品メーカーです。
古くからカー商品、ドリンクホルダーを手掛け、その品質には定評があります。車種専用設計の専用シリーズが好評でラインナップを拡充しているようです。堅実な製品を送り出す信頼のメーカーといってよいでしょう。

まとめ

断言します。少々高いけど、その価値はあります。

市販の汎用品が1500円~くらいなのに比しておそよ倍くらいの強気な価格設定です。
しかし、手に取ってみればわかるそのクオリティ、フィット感、と今までの汎用品では満足できなくなった自分に気付くはずです。

また、専用品を名乗る上では、純正品同様に真夏の高温など、過酷な環境でも変質しない品質が保たれています。

「へんなやつ」をつけてせっかくのスポーティな内装の雰囲気を壊さない。
そんなあなたにおすすめのドリンクホルダーです。

※現在の市販製品はほとんどが「多品種少量生産」です。利益が出るある程度の数を生産して売り切る、というもの。特に車種専用品は品切れ・品薄になっても再生産がなかなかできないので、お求めはお早めに。プレミア価格で買うのは嫌ですよね。

とりあえず運転席だけでいいや、という人は

助手席用

MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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