こんにちは。Metabon石でございます。
ついこの前2022年が始まったと思ったらもう4月ですね~。
さて、ジムニーも納車されてから4ヶ月が経ち、すっかり新車の香りは消え?スイフトから乗り換えた時の強烈な違和感も知らないうちになくなっておりました。
そうそう、2月から部署移動により電車通勤になった関係で走行距離は伸び悩んでおり、やっと4千キロに到達したところであります。それでも1000km/月、、、週末メインにしてはそれなりに乗ってるんか。。。
さて、そんなジムニーについてですが、寄稿したいネタはたくさんあるのですが、中々仕事も趣味も忙しく二の次となってしまってまっした。
書いてないだけで実は色々やってるんですが、
今回はその中でも一つ大きなネタをご提供しようと思います。
と言う事で先へ進もう。
ジムニーを買ったら
先ずは皆さん、どんなパーツを付けようか?
どんなカスタムをしようか?
妄想ふくらみますよね?
電話帳の様に分厚いカスタム本を見たり、
車系SNS等を徘徊したりと、情報収集に精を出し気づいたらポチりポチりとパーツを買い漁ってた、、、
なんて事になっているんじゃないでしょうか?
カスタムを楽しむのは大いに結構ですよ。
でも何故だろう?
人と違うようにしたいとか、個性を出したいと頑張ってるのに、
結局みんな同じ様な車になってたりしませんか?(笑)
まぁ、カッコイイジムニーに乗りたい、それも判ります。ですが、ショップのデモカーの如くあれもこれもとなるとさぁ、結構な金額になってしまうんでございます。だからといって中途半端なのもどうかなぁ、、、なんて悶々としたり。
で、ワタクシはというと愛車紹介でも書いてますが、見た目がどうのこうのはもうどうでもよくて、敢えてノーマルのままでいいかと。
でもやはり車は「走ってなんぼ」「使ってなんぼ」と思うので、足だけはなんとかしたいなと思うわけです。
続きます。。
で、どうする?
ノーマルのJB64を乗った時に、今までのJB23等に比べ、シャシーや上物(ボディ)の剛性感があがり、かなりガッチリした印象になったと感じるのと同時に、足の柔らかさが少し気になりました(乗り心地は格段に良くなったけど)
で、暫くのっていると、今度は常にユラユラ揺れているのが少し不快に思うように。
というのが正直な感想でした。
もちろん、この乗り味(セッティング)については悪路走破性も視野に入れてのことと推測しますが、ワタクシの場合、ほぼ99%を街中で使用することと、時々これで遠出も慣行することを考えると、もう少し腰のある落ち着いた乗り味がいいなぁと思っておりました。
で、どうするか??
クルマの乗り味を左右するモノはいろいろありますが、ショックアブソーバー(以下ダンパー)を変えてあげるだけでかなり良くなります。
ノーマル車高のままであればですが。
ダンパーを選ぶ
車高はそのままで、先ずはノーマル風でジムニーを楽しみたい。しかしもう少し乗り心地をなんとかしたいなぁ(ローコストで)と言う場合に、変えて損がないのがダンパーになります。
ワタクシが提唱する良いダンパーの条件は、
1)車高にあった長さ(ストローク)のもの
=今回は純正車高用になります
2)純正スプリングに合わせてセッティングされたもの
=今回は純正スプリング又はそれ相応のものを使います
3)減衰力が調整式ではないもの(例外あり)
=一々車おりてダイヤル回したりしないし、そもそもそれってさ、、(以下自粛)
になります。
もう最初からこれしかないっていうのは有るんですが、今回一応調べた中でこれはいいんじゃない?と思ったモノをご紹介いたしますね。紹介する順番は意味ありません
1)KYB NEW MCショックアブソーバーセット(JB64用 MC-14131414)
ダンパーと言えばKYB。数々のメーカーOEMの実績は伊達じゃない。まずは冒険せずに失敗したくない時はこれを選んでおけば間違いないのではないでしょうか?値段も手頃です。
2)KONI HEAVYTRACK2(JB64用 822646)
今回、これも選択肢にありましたが、タイミング悪く入手できず。減衰力調整式とありますが、調整するには車両から外さないとできないので、好みのセッティングにできるという解釈。
3)JAOS BATTLEZダンパーVFS (JB64用 B775513)
周波数感応型バルブ搭載(=可変減衰力)、自由長がフロント+21mm、リヤ+31mmなので純正スプリング用ではないが、すごい気になりますね。同社のバネとセットで使用したいです。
4)PISTONワークス ビルシュタインダンパー ノーマル車高~1インチUP用 タイプM
ケースが青いのでエナペタル製のビルシュタインになります。懐事情が許せば・・・(一台分16万です)
5)ビルシュタイン B6 (阿部商会正規品)
黄色い筒の本国ビルシュタイン製。JB64用にはスタンダードとスポーツの2種類設定あり。
※1)ビルシュタイン(及びエナペタル)については、ショップが独自にオーダーしているショップオリジナル品も存在しますが今回は割愛。
※2)上記以外にもまだあるかもしれません
で、もうご存知かもしれませんが今回ワタクシはビルシュタインB6にしました。
理由は?と問われると色々ありますが、タイミング的に即納可能というのも決め手でした。
但し、JB64用のビルシュタインは上記の通りスタンダードとスポーツの2種類があります。
で、この2種類、何がどのように違うのかについてはスペックが公表されていない為判らず。
★因みに、JB64のB6スポーツはJB74のスタンダードと同じ品番になります。
さーどうする?どっちにする??
自分で試してみない事には判らない
どっちがイイのか?スペックが公開されていない為、先ずはYouTubeやジムニー系のブログなどを漁りますが、ビルシュタインB6のスタンダードとスポーツを同じ車両に装着・比較したインプレなどありませんでした。(当然、どちらかを装着し感想なりを説明されてるのはありますが、各々「良いです!」なので比較にならず)
ならば!
直感決めうちでどっちかを買うか、豪勢に両方買って自分で試すか、、、
ハイ。
ワタクシ買ってしまいました、ビルシュタインB6のスタンダードとスポーツ(笑) 勿論新品ですよ。
冷静に考えると、エナペタルが買えたなぁと思ったのは後の祭り。無駄な投資とならぬ様、しっかり見極めたいと思います。
先ずは両方並べてみましょうか。
取りつける前に単品で比較。
自由長は当然ですが同じ、外観もパッと見同じに見えますが、ラベル類の仕様がちがいます・・・
固さですが、単品状態で手で縮めてみましたが(どちらも純正とは比較にならない位固い(手で押すのでピストンスピードは遅め)のは単筒高圧ガスダンパーだからか?)スタンダードとスポーツ両者の違いは正直良くわかりませんでした(笑)
早速装着して試してみましょう。
ダンパー交換作業ならチョチョイのチョイだし。
比較した結果
比較した結果の考察を述べる前に一応お断りしておきます。
先ず、それぞれノーマル車が基準になります。考察に当たっては主にオンロードでの使用(普段使い)を想定してます。のでクロカン走行でどうのこうのは除外します(そもそもテストしてない)。それと、モニターはワタクシ1人、ワタクシの主観になります。以上の事をご了承願います。又ダンパーは新品である事を考慮し初期の渋みがある程度落ち着く1000km以上走行してのインプレになります。
1)純正ばね+B6スポーツ
メリット。
ノーマル車と比較して不快な横揺れは激減した。
コーナリングが気持ち良い。峠道でも怖くない。綺麗に旋回できるイメージ。
特筆に値するのは高速域での落ち着き(フラット感)
デメリット。
低速域で路面の凹凸を拾い、縦揺れが気になる(ばねとのマッチングが合ってないと推測)
突き上げ感はノーマルより強い(が不快ではない)
2)純正ばね+B6スタンダード
先のスポーツに対し、低速域のポンポンする不快感がなく、乗り心地も良いですね。突き上げ感もないです。
当然ですがノーマル車のフワフワ感は完全に消え、純正ばねとばね上の荷重とダンパー特性のバランスが良いと感じます。
一方でスポーツからスタンダードに変えたせいか、スポーツの時の旨味である旋回中の気持ち良さ(ビシッと決まる感じ)はだいぶ薄れ少し残念に感じます(がノーマルよりは良い)
高速域についても同様、スポーツに対しフラットな感じが薄れ少し残念に思います(がノーマルよりは良い)
スポーツと比較したら、なので当然ですが、JB64の車重とバネ特性にキッチリ合わせてあると言う安心感?は大きいです(スポーツはそもそもJB74用でもある)
総評(その1)
単純にダンパーだけ変えての比較であれば、スタンダードをオススメする。
理由は快適性。
特に長距離運転時の疲労感が全然違う。
これは実際に比較して得た実感であります。
ので、一般的なジムニーの使い方であればスタンダードで、高速道路主体や山道が多い地域にお住まいであればスポーツでも良いかなと思います。
まぁ、スタンダードでもノーマルよりは結構スポーツ寄りですし。
ので、純正バネと合わせるのであればスタンダード一択という結論に至ります。
ただし。スタンダードとスポーツ、両方買ってしまったワタクシこれでB6スポーツを手放すのはなんか惜しい。
ひょっとしてバネを変えたらバランスが向上して化けるのでは??と言う思いが強くなります。
次回!
バネを変えてみたらどうなるか?
お楽しみに!
自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
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