「こんなもんかな。」
フレックスZについてブログを書き綴って憂さを晴らす日々。
「車高調ってそんなもんだよ」
「期待値が高すぎ。オーリンズなら満足するかも」
「自分もそんな感じだけど、納得してるっす」
いろんなコメントが届く。おおむね、テインなんて買うからだ、とか、
ファッション車高調(ひどい言い方だ)に乗り味なんて期待しちゃダメ、という手厳しいものが多かった。
そんな時だった。ある方からメッセージが届く。
TEINフレックスZをつけているならEDFCという装置がある。
よかったらそれがついたZC33Sに試乗してみないか、というお誘いだった。
自分のブログ記事を前から読んでいて声をかけてくれたらしい。
もちろん、すぐに乗りに行ったのは言うまでもない。
それほど「ワラをもすがる思い」だったのだ。
・・・。
衝撃だった。
まず段違いに乗り心地がいい。もちろん路面のショックを全部消すわけ
ではない。当然最初のドンは来る。
問題はその後だ。
ドンと来た後、揺れがスッと収まるのだ。これは気持ちいい。
自分のみたいに揺れがだらしなく続かない。
何度も試す。やはり同じだ。
そしてブレーキング。ブレーキパッドは純正のままだというが、
明らかに効きが違う。つまりよく効くのだ。
ノーズダイブ(ブレーキング時のフロントの沈み込み)が少ない。
そしてコーナリング。
他人のクルマに遠慮しつつも山道を走ると、明らかに曲がりやすい。
外側に持っていかれる感じがあきらかに少ない。怖くない。
「なんだこれ」
帰り道、宮号のホワンホワン(かなりゆるゆるの設定で乗っていた)の足回りと比べながら、
頭の中ではもうEDFCを導入する算段を立てていたのはいうまでもない。
・・・だがしかし、お金どうするか。胃がキリキリと痛むのがわかった。
つづく
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