MetabonZ実験機に今話題の?ドアスタビライザーを取り付けたので早速レビューします。担当はMetabon石です。
ボディ補強。
補強部材(メンバー)やブラケット、サポート等をボディ骨格等に強固に固定し、ボディ剛性を上げること。
黄色い実験機は既にクスコの補強がてんこ盛りで、いづれボディ補強シリーズの連載をはじめる予定で、このドアスタビも補強の一種かな?と考えていたのですが、取り付けてみて考えが変わりました。これは補強とはちょっと違うかな。
じゃードアスタビライザーって何?
Stabilizer(スタビライザー)という名の通り「安定させるもの」「揺れを減少させ、安定させるもの」であって、ドアに取り付けることによってそういう効果を狙ったものと定義できる。
開発・製造・販売元のAISINのHPによれば、
ドアと車体を一体化(に近い状態)して車体の剛性を上げて操作性の向上を得るということらしい。
面白いじゃないか!
早速某通販サイトより入手!
スイフトスポーツ(ZC33S)に適合するのは、
AISIN ドアスタビライザー DST-001
それと、専用のボルトが、
AISIN ドアスタビ用ボルト DSL-SP01
1セットでドア2枚分、4ドアだと2セット必要だが、値も張るのでとりあえず1セット購入し、フロントドアに取り付けてみる。
組み付けに必要な工具は、
T40トルクスとT30のトルクスのソケットと、スピナーハンドル(手持ちのラチェットでも可能と思われるのでそこはお好みで)、トルクレンチのみ。
DIYで取り付ける!
手順は以下の通り。
1)純正ドアストラライカ―を外す
2)ドアスタビライザーを取り付ける
3)ドア側のボルト2本を外す
4)プレートを取り付ける
5)樹脂カバーを取り付ける
作業開始!
1)純正のストライカーを外す
トルクス穴を舐めたとか、よく聞くので慎重にと思っていたが、案外あっさり緩んだ。柄の長いスピナーハンドルが功を奏したのかもしれない。
2)ドアスタビライザーを取り付ける
スライドするカバーとボルト頭が微妙に被り取り付けるとき難儀するので、予めストライカーにボルトをセットしておくとやりやすい。
3)ドア側のボルト2本外す
このボルトは再利用するので捨てないこと。
4)プレートを取り付ける
先ほど外したボルト2本で取り付ける
5)樹脂カバーを取り付ける
金具に差し込むように取り付ける。向きを間違えないように。
インプレッション!
はじめに言ってしまうと、これはお勧めである!効果が良くわかる。しかも今回フロントドアにしかつけていないのに、である。もっと言ってしまえば、黄色い実験機はすでにボディ補強満載であり、効果はあまり感じられないかもと思っていた。
だがどうだ?
AISINが言うように、直進安定性が増したように感じる。セルフセンタリングが強まった、という方が正しいか?巷でハンドルが重くなったと言われているが、確かに切り増していくと抵抗が増えたように感じる。それは走行中(コーナリング時)もだ。
車体剛性UP?
うーん、これに関しては少々微妙、、、というより数点の補強がすでに取り付けられているせいか、ドアスタビライザー追加によるというのはあまりよくわからない。ただし、荒れた路面等ではよりガタガタと身体に伝わる振動がハッキリしたように感じる(不快ではない)
総合的に
正直言うと、なんでこれの導入を先送りし、ボディ補強(ブレース類)に行ったのか?それはなんか夢パーツ臭が漂っていたからだ(個人的な感想です)。値段も微妙に高いし(個人的な感想です)。でも、今回実際に身銭を切って取り付け、試してみて、ちゃんと効果もあるし、ネガもなさそうであることが分かった。ただし!まだフロントドアにしか取り付けていない。リヤも導入したら、また感じも変わるかもしれない。
動画で解説してみたぞ!
自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
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