いつからそんなにお利口さんになった?
Metabon宮です。
我々MetabonZはもうすぐ50歳が見えているオジサンである。(本人たち自覚薄い)
今の僕らよりちょっと上の世代までは、「クルマ」というものが最高の趣味であり、生きがいであり、青春だったという人が多い。
給料をほとんどつぎ込んで、ピカピカの愛車で街に繰り出す。
女の子にモテるために「カッコいいクルマ」に乗る。
スポーツカー、スペシャリティカー全盛。ドアは2枚あればよかった。
しかし、時は流れ・・・・
スポーツカーは激減。スペシャリティカーはSUVに。
見渡せば背の高いクルマばかり。
いつからだろう?
「クルマで楽しく走ること」に後ろめたさを感じるようになったのは。
いつからだろう?
クルマなんて走ればイイ。燃費が良い方がイイ。広い方がイイ。イカツイ方がイイ
なんて心にもないことをうそぶくようになったのは・・・・・
本当は、スポーツカーに乗りたいクセに。
大人になるということは、いろんなものを背負って、いろんなものをあきらめること。
それがカッコいいと思っていたし、そうすることこそが大人なんだと思っていた。
そうやって、我慢して、辛抱して、自分をいつまで閉じ込めておくのか。
子どもの手が離れたら、時間ができたら、・・・たらたら。
「そうしなければ、そうすべし、そうするべき」
ちょっと待て。考えてもみてほしい。我々は本当にガマン強いのは皆知っている。
でも、今までガマンにガマンを重ねて世の中がよくなっただろうか。
社会には自己責任論が蔓延し、税金に年金に死ぬほどむしり取られて、子育てには死ぬほど金がかかって、まだまだ、ガマンしろというのか。
打たれ続けて気持ちよくなってしまったとでもいうのか。
家族のためにガマン、はわかる。
でもガマンばかりじゃつまらないじゃないか。
せめて、「楽しく走る自由」くらいは残してほしい。
アドレナリンがないと、死んだも同然じゃないか。
そんなお父さん、オジサンは多いのではないか。
出来る範囲でがまんをやめてみたら
昔、走ることが好きで、スポーツカーが好きで、でも今はあきらめてしまっているあなた。そう、今、スマホでこのブログを探し当てて読んでいるあなたである。
もう、ガマンはやめたらどうだろう。
今すぐスズキのディーラーに行って「スイフトスポーツ下さい!!」とハンコを突いてほしい。
このクルマにはあの頃欲しかったものが全部詰まっている。
みてくれはただのコンパクトカーだが、乗ればわかる。走ればわかる凄さ。
今まで我慢していたものが吹っ飛ぶ破壊力を秘めているのだ、このクルマには。
・・・・と過激なことを書いているが、自分がそうだったから伝えたいのだ。
もし経済的になんとかなるのなら、ぜひこのクルマ、試乗だけでもしてほしい。
6MTも最高だが、6ATも最高。燃費も良い。装備も充実。で200万で買える。
毎日が、変わる
朝、大きなマフラー音を響かせるのがはばかられるのでそそくさと家を出る。
あったまったところでアクセルをグイっっと踏み込む。メーターが赤に染まる。
シートバックに押し付けられる背中。グッと身が引き締まる。
「今日も1日頑張るぞ」
心の中でつぶやく自分。
「自分の本当の気持ち」をぜひ自分に尋ねてみてほしい。
また、この素晴らしいクルマを後世に伝えるためにオジサンはどんどん買って、良質な中古車を若者世代に提供するのも我々世代の役目なのだ。
Metabon宮
自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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