ZC33S コラム

【今さら】タイヤの基本#2【聞けない】

Metabon石です。

新年度が始まりなんだか気分的に忙しなく、世界的にCOVID-19の脅威が続く中、皆さん如何お過ごしでしょうか?

こんな時こそ!と思うことあるも、結局日々の疲れが抜けずゴロゴロ~ゴロゴロ~してしまいます。。。結果的に余計な出歩きを抑制っと。

つまらん前置きが長くなりましたが、、、
#1の続きです。基本でもなんでもない話になってしまいそうです。。。

ホイール考察

私事ではあるが、今、タイヤとホイールをセットで変えようとしている。
で、サイズはどうするか?ということになる。こと、ホイールについては値段も張るし、タイヤの様に消耗品ではないのでサイズ選びは慎重になる。

さぁ、ここで皆さんが非常に気にするのが「ツライチ」だと思うが、自分の場合はツライチにまったく拘りが無いので、以下の様にした。

基本は純正(ノーマル)である。

スイフトスポーツ(ZC33S)の純正ホイールは6.5J×17 5H PCD114.3 ET50

<ホイールのサイズ表記>

が、タイヤサイズを一回りか二回り上げたいので、リム幅を変える。この時、注意しなければならないのがオフセットである。
オフセットはホイール中心からホイール取付面までの距離なので、車両に付けた時にタイヤがどの位置に来るかを決める値になる。外に出したきゃ今よりもオフセットを小さくすればよいのだが、スクラブ半径はあまり変えたくない。

スクラブ半径を変えたくない理由はこちら↓↓↓
【お悩み相談】ツライチにしたいんだけど・・・【全力回答】

ホイールを変更する場合、リム径を変えなければ以下の二つを決める。

1)リム幅を決める
リム幅は装着するタイヤの標準リム幅とする。
自分は今205/45R17か215/45R17で迷ってるのが、どちらも標準リム幅は7.0Jなので7.0Jとする。

2)オフセットを決める
リム幅を7Jとすると、純正に対し、0.5inc、メートル法で言うと12.7mm太くなる。

タイヤ中心はなるべく変えたくない、そうするとおのずとオフセットはET50のままになるが、単純に片側6.35mm出っ張るので、①ホイール内側のクリアランス的にはノーマル同等としておいた方が吉、②どうしても履きたいホイールはET40までしかなく、オフセット移動対応(追加加工料金発生)をお願いすることにて、ET45とした。因みに現在履いているホイールはET48で205/45R17であるがフェンダーまでは充分隙がある(ツラウチ)

こうしてホイールのサイズは、7.0J×17 5H PCD114.3 ET45に決まった。

尚ホイールについては、既に欲しいホイールが決まっていたのと納期が掛かることが予想された為、既に注文済みである。

ホイールが手元に届き新たなタイヤと共にキイロ号に装着した暁には詳細をお届けする予定である。

タイヤ選定

タイヤもまた純正タイヤを基準とする。

スイスポ(zc33s)の純正タイヤはContinental ContiSportContact5(とても長い)の、195/45R17 81W、外径は608mm、幅は195mmである。

1)サイズ
純正サイズを基準として、履けるサイズは複数存在する。外径はメーター誤差許容範囲内に収まること、幅は物理的にフェンダー内に収まり且つフルバンプした際や左右にステアした時に干渉しない等の物理的要件が絡む。

17incであれば、

①205/45R17 88W XL、外径:616(+8)標準リム幅:7.0J
②215/40R17 87W XL、外径:604( -4)標準リム幅:7.5J
③215/45R17 91W XL、外径:626(+18)標準リム幅:7.0J
④235/40R17 90W   外径:620(+12)標準リム幅:8.5J
⑤225/45R17 94W XL、外径:634(+26)標準リム幅:7.5J

サイズ的にはこの5種類が行けそうであるが、ロードインデックスまで考慮すると、③の215/45R17のLI91ではエア圧を200kpaまで落としてもリヤが負荷能力的に過剰、⑤の225/45R17のLI94ではフロントもリヤも過剰となってしまい、接地面積の減少※や乗り心地的に不利といったデメリットが考えられる。

※)タイヤは内圧と荷重が釣り合ったところで接地面積が決まる。同じタイヤでも車(過重)によってエア圧が異なるのはその為であり、タイヤの性能を発揮させるには荷重に合った内圧(エア圧)にする必要がある

以上の事を加味すると、①の205/45R17がベストである(使用するホイールのリム幅が7.5Jであれば②もあり)

2)銘柄を決める
スイスポの性質上、スポーツ系又はそれに準じたタイヤ銘柄の中からの選択になると思うが、アジアンタイヤと呼ばれる1本6000円から、国産の3万円代までと、値段もピンキリである。確かにアジアンタイヤは自分も実際に履いてみたが、ガッカリする様な事は無く、値段を考慮すればコスパは良い。8~9000円も出せばお隣の国の高性能スポーツタイヤに手が届く。またナンカン等と言った台湾メーカー品も同様だ。


ただし、 通勤や街乗りしかしない、、、と言うのであれば話は別だが、個人的には、せっかく高性能なスポーツハッチを手に入れたんだ。一度は少々値は張るが国産の高性能タイヤを試してみてはどうか?と思う。



因みに、5月頃デリバリーされるPOTENZA RE-71RS、某タ○ヤ館で見積もりを取ったところ、、、、いや、やめておこう。

(むりやり)まとめ

昔からタイヤはケチるな、と教わってきた。このことが最近よく身に染みる。
確かにアジアンタイヤは安い。性能も全く問題ないと思うし、レースシーン等でも華々しい実績を残している。

でも、である。
タイヤは命をのせているのである。

1トンの物体が時速○○km/hで走り、加速し、止まり、曲がっているのは、たったハガキと同じ面積でしか路面に接地していないタイヤの性能にかかっているからだ。もちろんそれは適正なエア圧があっての話だ。

1/4の値段で買えるのに~。

いや、自分は残り3/4で安心というステータスを買っているんです。

はぁ?

それでも国産メーカー、made in JAPAN に拘りたい!

という事で、ホイールの(サイズ)の選び方の一つの方法と、タイヤはサイズだけでなくロードインデックスや規格(STDかXLか)も気にしましょうという話でした。

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