ZC33S コラム

【もう一つの】本格RCモデルの話#1【車趣味】

昭和40年、50年生まれの方、初代ファミリーコンピューターが普及しはじめた当時、小学生~中学生だった少年が今じゃ立派な?おじさんになった方の中には、RC(ラジコン)を嗜んだ方結構いらっしゃるんではなかろうか?

タミヤ マイティフロッグ

タミヤ ホーネット

バギーチャンプ

実は、あの頃お年玉を貯めて買った、こういった懐かしいキットは、現在も再販と言う形でほぼ当時のままの内容で売られたりしています。

かくいう自分も、この前えらく懐かしい、これ。

スバル ブラッド(ブルーバージョン)を、たまたま寄った模型屋で見つけて買ってしまいました。こういった実車モデルは販権の絡みがあって、再販の場合はスポット生産的になるそうです(なので買い逃すと入手困難)

実はまだ組み立ててないんですよ。
なんでかって話は追々書いていきます。。。

自分が乗ってる車のRCがあったら欲しいと思いませんか?

えー、私は欲しいと思っちゃいます。

そんなZC33S乗りの貴方、以前宮さんが記事にしてましたけど、タミヤから近々発売されますよ。

楽しみですね~。

因みに、これは通称”M寸”と言われる、タミヤのM系シャシーモデルになります。通常RC組立キットは1/10スケールなんですが、より実車に近いスケール感をという事で企画されたのがMシャシだそうで、通常よりもタイヤ径が小さく、車幅も狭いのが特徴です。

ラインナップはタミヤのHPを確認していただければ幸い。
ZC33S以外にも、

ロードスター(こちらはNDですがNAもあります)

こういったビンテージカー(ビートルtype1)もタミヤならではのスケール感あるボディが嬉しいですね。

901運動によって世に出された名車の一つ、S13シルビアとかもあります。これはMじゃなくてもいいのにと個人的には思います。。。

そして、ワタクシがスイスポの前に所有していたJB23ジムニー。
シャシはM寸初の4WDになります。MF01Xシャシー。

事の始まりは、このジムニーだった?!

このジムニーのRC、実は実車ジムニー所有時代に発売されたんですが、もう嬉しくて2台(2セット)購入したほど。

1台は走らせて遊び、一台はディスプレイ用としてずっと単身赴任先のアパートのリビングに飾っておったのですが、スイフトスポーツに乗り換えたと同時に箱に入れて保管してたんです、1年半くらい。

で、このまま箱にしまって放置してるのももったいないので、宮さんにご子息様に如何でしょうか?と買い取って頂いたんです。

程なくして連絡が。

ご子息様、大変喜んで頂いたと。
良かった良かった。

さぞ、ジムニーも本来の目的を果たせて良きであります。

宮「もう一台買っちゃった!」

ん?

宮「コース行ってくる!」

宮「モーター変えたぜ!」

宮「次は本格的なバギーを・・・」


宮さん??
もしもし???

あんたがど嵌りしとるやんかーい!!(宮さん必殺、情熱全振りの、のめり込み発動)

まぁ、時はコロナ渦、外出自粛期間。
なんだー、じゃーおいらもラジコン始めよう、、、となった訳です。

え?
なんですか?
ジムニー売らなきゃ良かったんではと?
いえいえ、それじゃおもしろくないでしょう?

ラジコン始める(含むリターン組も)

前出のスバルブラッドがある。これはキットのみ。
RC装置買えば走らせられるけど、今欲しい(走らせたい)のはあれじゃない。という訳で、一からフルセットで揃えることに。

メーカーはタミヤ一択。何故か?
聞くだけ野暮である。タミヤとはそういう罪な会社なんです。

ラジコンにも色々ジャンルがありまして、バギーなのか、ツーリングカーなのか、上のスケールM寸なのか、クロカンなのか。

ツーリングカー的なのがいいかな?WRC好きだからRally系のボディが良いな。

やはり、ヤリスWRCだ!

こんなイメージで。


という事で、ボデーは決まったので、早速物色を始めます。
先ずは会社帰りに立ち寄れるラジコン屋さんへ。

あった、ヤリス!でもここですぐ手を出すのは要注意でし。

タミヤにはXB(エキスパートビルド)という、完成済フルセット仕様があるんです。なので組み立てる時間が無いとか、作るのめんどくさいという方、完全初心者の方(組立る自信が無いとか)と言う方にはかなりおススメです。

で、肝心のヤリスのXBはどこにもありませんよ。
ネットを漁るも、やはりなし。あの甘損に至っては超ウルトラプレミアム価格。でも在庫無しやんけ。という事で方針変更。

やはり、あの領域には手を出すなという神のお告げか。

ボディは取り合えず確保。シャシはどうする?

という事で、取り合えずボディだけでも確保しようと店内うろつくと、これまたたまたま塗装済みのヤリスWRCのボディが売ってた!

ので、即買い。
そして一旦引き上げる。

塗装してあるだけでも有りがたい。ステッカーを貼れば完成。とりあえずボディだけ先作っちゃいます。

どえりゃーめんどくせーけど、完成しましたよ。

さて、これを被せるシャシーはどうするのか?
実は既に考えというか、当てがありまして。

シャシとヤリスWRCのボディがセットになったキットを買わなかった理由と言うのが、そのシャシがTT02という初心者用のシャシだったからなのであります。

ブランク10年あるとはいえ、一応一通り舐めまくったワタクシ、タミヤの初心者用シャシの底なし沼の様な恐ろしさを知ってしまっているのでどうしてもそれは避けたかった。

という訳で、リサーチを続けた結果、ジャストミートなのを発見!

XV-01 ロングダンパー仕様、これを入手。

ところがこれまたどこにも在庫無く、タミヤのオンラインショップで購入。
ちなみに完成するとこんな感じ。

ラリークロスといって、ツーリングカーシャシでありながら、ダートなんかも走らせられるよう、車高が高く、サスペンションストロークも多く取れるようロングダンパーとなっています。また、メカやベルトを砂埃などから守るよう、フルカバーとなっており、更にインナーフェンダー付属、タイヤはラリーブロックが標準なのであります。

どう?ヤリスにぴったりでしょ?

RCメカを用意する。

さて、ボディとシャシが揃った。あとはRC装置一式とスピードコントローラー(ESC)、バッテリーと充電器が必要である。

ワタクシと言えば、かつて所有してた物は全て処分してしまっているので一式揃えなくてはならない。

因みに、全くの初心者や、私の様にリターン組に向けて、ショップがかなりお得な込々セット(キットと同時に買うと安く揃えられる)が用意されている場合があるので、店員さんに聞いてみよう。

で、こちらが某ラジコンショップさんの込々セット。今回特別に同じものを用意してもらいました(笑)

左からプロポセット(送信機、受信機、サーボ)、充電器とバッテリー。

送信機は必要最低限と言う感じ。まぁ、今は特に拘りがないのでこれでよい。(と言い聞かせるもちょっと切ない)

スピードコントローラー(ESC)はこちら。
ホビーウィング??10年浦島太郎状態な自分には一体どこのどういった会社のどのようなモデルなのか?全く不明・・・。因みに今これなら3000円で買えるそうで、昔じゃ考えられんです。

えーと、近い将来バッテリーのグレードアップに備えて、急速旬電気の良いやつ?(笑)を、訳もわからず買う。取り合えず良いみたいだ。

準備は整った。

工具類は売らずに保管してあった。
使いなれたラジコン用マイ工具。

出来ればちゃんとしたやつを使いたい。
因みにここに写ってるのは殆どがヨコモ製。黒い柄のドライバーとハサミはタミヤだ。この他にノギス、ピンセット、ニッパー、卓上バイス、ラジオペンチ、カッター、ヤスリが必要です。

上の黄色い穴が開いているのは、ダンパー組立時の治具です。

あとはあると便利なのが、こまかいパーツを仕分けられるトレー(百均のものでOK)を数個、タミヤのセラミックグリス、モリブデングリスとねじロック剤を買っておくとよい。

組み立てる

先ずは、組立説明書を読み、中身を確認する。

読むだけでワクワクっす。

興奮するな~(笑)

この瞬間がたまりません。

だいたい最初は地味なデフの組立からが多いよね。
袋物はアルファベット順に開けて、中身は種類ごとに仕分けると効率よいです。

どんどん組み立てていきますよ

CVAオイルダンパーを組んだら、RC装置を組み付け、タイヤ取り付けて完成ですよ。

ハイ!完成!!

早速ボディを被せてシェイクダウン!!

思ったより良く走る!!素組みでこれは大したもんですよ。

車高が高く、ロングストロークなダンパーのおかげでロールが凄いですが、転ぶ気配はなく、むしろ実車の様な動きに感動です。

ダートも思いのまま!!
ただ、この後のお掃除が大変だにゃ。

まとめ

と言う具合に、選定、購入~シェイクダウンまでを掻い摘んでお伝えしました。

お!懐かしいな!!とか、やってみたいという方、是非トライしてみてください。

お子さんと一緒にやる、というていで大人が嵌る、それもありなんじゃないでしょうか?

MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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