子どもと空き地や公園でラジコンで遊ぶ・・・・・
コロナ自粛で登校できず、部屋の中でゲーム三昧だった息子にとっても、ワタクシにとっても、「忘れていた何か」を確かに実感できたように思います。
ひとしきり、バッテリーが切れるまで遊んだら気が済むか、と思いきや「もっと走れる場所に行きたい」という息子。
ワタクシにとっては小学生以来の本格ラジコン。
実はオフロードのラジコンサーキットに行ったことがないのであります。
だいたい初心者の我々が行っても大丈夫なんだろうか・・・・
ミニ四駆の時に感じた「ガチ勢」の排他的な雰囲気・・・・
あーゆーの苦手なんだよなぁ・・・と一抹の不安を抱えながらハンドルを握る。
そこは千葉県某所。
1/8スケールのエンジンバギーが走るメインコースの脇に小さなEP(電動ラジコン)専用コースを備えているのでした。
オフロードサーキットについた!

広大な敷地に作られたコース。
けたたましい音をたてて爆走するエンジンバギー(電動ラジコンではなく、エンジンで駆動するラジコン!!)。白煙と爆音に驚く。
そして何よりそのスピードに驚く!!滞空時間の長さに唸る!!


あっけにとられていると、そこのオーナーとおぼしきオジサンに話しかけられ、EP専用コースを案内していただきます。
ものすごいフレンドリー&優しい。
ほっこりとした気分になり、恐ろしい世界にきてしまった不安はいつのまりかふっとんでしまいました。
ワクワクが止まらない。

EP専用コースはエンジンバギー用よりはこじんまりしているけど、それでも十分広い。既に先客がバギーを走らせている。
ストレートからのクランク、、ジャンプスポット、S字コーナーなどかなりテクニカルなコースレイアウト。


広々としたピットスペースも備えられていて、ピクニック気分で来られる。なんと充電も可能。
至れり尽くせりすぎます。
はやる心を押さえながら、ジムニーにバッテリーをセットします。
先客も「ガチ勢」ではなく、ゆるゆると楽しんでいるようで一安心。
激走するジムニー・・・しかし!?

高い操縦台からコースを見渡し、ジムニーを走らせます。
まずこの見晴らしの良さに大感激。見下ろしたジムニーが小さく見えます。
長いストレート。
コーナーはタイトで難しく、油断するとすぐにフェンスに激突。
ひっくり返ったら自分で走って起こしに行くしかありません。
いとも簡単に横転するジムニー。それもまた楽し、なのです。
息子はコーナーやジャンプ攻略に夢中。
何より風を感じながら外で遊ぶ楽しさは格別であります。
トラブル発生!!
順調に周回を重ねる2台のジムニー。
一緒に走っているバギーとはスピードが違って全然かないません。
特にギャップやジャンプ、コーナーすべてで挙動が違います。
ジムニーのようにピョコピョコ跳ねないのです。
むこうはダートコース専用車。
それでも息子は果敢に食らいつこうとします。
そんな負けず嫌いな息子の一面を知る瞬間でもありました。

バッテリーを3パックくらい使ったところでトラブル発生。
後ろのデフから異音が・・・・
ガガガガガガガ・・・・・
その場では修理できないことと、これ以上走らせるのは無理と判断し、帰路に着くことに。
泥だらけ、傷だらけの愛機ジムニーを見て息子がポツリ。
「激しく走ると、マシンもいたむんだね・・・・」
それが分かれば十分だよ。
バーチャルな世界では実感できないことだし。
さて、修理できるかな・・・
石さんに相談してみるかな・・・

サーキットデビューでわかったこと

ひょんなことから我が家にやってきたラジコン ジムニー。
トイラジとは違う本格的な走りに大興奮。
サーキットに持ち込んでも十分走るし楽しい。
走れば汚れるし、傷もつく。ぶつければボディも割れる。
足回りが折れる。熱でモーターがたれる。そんなことを身をもって知る。
小学生の息子にとっては初めて知ることばかり。
それを必死で修理するメカニックになりきったワタクシ。
必死に直して走らせる。
それから時間を見つけてはジムニーをサーキットに連れていくようになったのでした。
しかし、まだそこでは話は終わらないのです。
つづく
自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
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