ZC33S コラム

【ダートで】本格RCモデルの話#5【暴れろ!!】

九州の大雨,心よりお見舞い申し上げます。(宮の実家は熊本)
コロナ感染が再び勢いを増す中、経済活動は止められない・・・・ジレンマと焦燥感が募る昨今です。

~前回までのあらすじ~
ラジコンを始め、ダートコースを走らせる楽しさに取りつかれたワタクシ宮と息子。
ジムニーをダートマシンに仕上げるべく、修理と改造を繰り返していたが・・・いっそのことバギーに代えてみたら・・・・という考えも・・・

あっさり宗旨替え ジムニー → バギーへ

往年のタミヤRCハイエンドモデル アバンテ。4WDシャシーに金属パーツてんこもりで非常に高価だった。

息子にジムニーに執着がないことがわかり,じゃあバギーでも買うか・・・となったのですが・・・。

宮「バギーならどれがいい?」

ネットでいろいろと検索してみます。

往年の名車、バギーチャンプ。なつかしいクラシックバギーも新品で手に入る。
全国の小学生のハートをわしづかみにしたホーネット。2WDバギー。
アスチュート。2WDバギー。最新のシャシーで走りはクラシックバギーとは比べ物にならない。
筆者が小学生の時あこがれだったホットショット。当時で5万円くらいして当然だが手が届かなかった。
マンタレイ。4WDシャシにオイルダンパーが標準。
最新4WDモデル・デュアルリッジ。これはミニ四駆が先にデビュー。最近はそういうことも多いみたい。



息子「うーん。なんかミニ四駆みたい。」

宮「鋭い!!そう、ミニ四駆ってもともとラジコンのミニチュア版みたいなものだったんだよ。」

息子「そうなの?」

ミニ四駆がラジコンの孫みたいなものだっと知る衝撃(笑)

このミニ四駆では定番のアバンテもオリジナルは上記写真のラジコンのアバンテ。

今更ながらタミヤって不思議なメーカーです。

初心者ユーザーをうまく取り込んで、夢中にさせていく。

作りやすく、適度に壊れやすく、パーツの流通がよくどこでも手に入る。

パーツの値付けが絶妙でついついお小遣いで買ってしまう・・・・

タミヤ ホップアップオプションズ。数百円から数千円で気軽に性能アップできる。



昨今、クルマ離れが叫ばれているなら、自動車メーカーもタミヤを見習うべきでは?

そんなことをスイフトスポーツに乗るワタクシが思うのであります。

・・・・スイスポは確かにタミヤっぽいかも。いろんな意味で。

今ならほとんどのラジコンがRTRで買える!

RTRとはReady to Run の略で、箱から出せばすぐ走れるという意味。
タミヤではXB(エキスパートビルド)として展開している完成品モデルのことであります。

30数年前はそんなものは存在せず、プラモデル作りもおぼつかない小学生には非常にハードルが高かったのです。

それが今なら完成品が簡単に手に入るなんて・・・・
当時を知る人なら夢のような話だと思います。

かくいうワタクシもジムニーの2台目はXBを選択しました。
プロによる塗装済みボディと完成済みシャシー。

走行に必要なモーターや受信機、スピードコントローラーもすべて装着済み。送信機もついてきます。

はやる気持ちを押さえて箱を開ける・・・・子どもに帰ったかのような錯覚。

しかし,ノーマルで飽き足らなくなった場合に困るのもこのRTRモデルなのです。

ジムニーの時に困ったのは、自分で組み立ててないので構造が分かっていないため、分解や原因究明に非常に苦労したことです。

数回バラせば大体の構造はつかめるので問題ないのですが,やはり「自分で組んだ」方が充実感もあると思ったのはいうまでもありません。

で、結局なにを選んだの?

選んだのは TT-02B(4WDオフロードシャシー)のネオスコーチャー。
バギーを選ぶうえで2WDにするか4WDにするかが結構重要であります。

2WDは構造が簡単でメンテナンスが楽。反面挙動がピーキーで操縦が難しいという面があります。

4WDは挙動がマイルドで安定したスタビリティのある走りが味わえますが、デメリットとして構造が複雑でメンテも手がかかるというものがあります。また2WDと比較するとコーナーで曲がりにくい感じもあります。

その中であえて4WDを選択したのは、ジムニーで4WDならではの走りを知ってしまったから。4輪で地面を掻きながら前に進む姿はなかなかのものです。

そこで重要になるのがシャシー選び。
タミヤには初心者用・中級車用・上級者用でモデルが分かれているのです。

ラジコン仙人石さんからは「宮さんの性格からして初心者向けのシャシーじゃすぐに飽き足らなくなるよ」とのアドバイスが。

良く知っていらっしゃる(笑)

しかし、今回はあくまで息子用!!(自分用は買わない)
いずれ息子自身で手を入れられるようにしたい、ということで初心者向けのTT02シャシーを選択。

もちろん完成品ではなくキット(セミアセンブルキット)にしました。
ファーストトライキットと銘打たれたそれは・・・

「初めてRCカーを組み立てる方に最適」とあるようにまさにワタクシ向きなキットがあるのです。

さすがにポリカーポネート製のボディは塗装しなくてはなりませんが,組み立てが面倒なデフギヤやハブなどの細かいところだけ、ある程度組み付けてある親切なキットがあったので買わない理由がなかったのです。

完成したのがこれだ!!

息子のリクエストでシャンパンゴールドのボディ。個人的には「百式」と呼びたい。ステッカーはまだ貼ってないです。

組み立ては思いのほか簡単で、するする組みあがってしまい少々拍子抜け。
走行に必要なメカニズムは一台のジムニーから移植しました。

夜な夜なコツコツ組んで行きます。
メカも搭載完了!



しかし、この「簡単に組みあがる」ことの意味をサーキットで知ることになるとは・・・・・

まだつづきます(笑)

MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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