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【今月の】MetabonZ、ブリッツの車高調(ZZ-R spec DSC-PLUS)を試すの巻【ピックアップ!】

皆さま、連休はいかがお過ごしでしたか?
コロナ禍の中で「自粛なの?出かけていいの?」というカオスな状況。

かくいうワタクシは2つ目的がありました。現在猛烈ブーム中の「ラジコン」を子どもと遊びつくす、というのが一つ。

もう一つ、お友達から「ブリッツのDSC(可変ダンパーシステム)を付けたぞ!みせびらかしちゃうぞ!!試乗もさせるぞ!!とのお誘いがあり、非常に楽しみにしておりました。

感染予防に努めながら、気の合う方々とオフをしてつくづく思うのは、クルマ趣味にしろ、ラジコンにしろ、楽しみはみんなで分かち合うほうが何倍も楽しい、ということであります。

Metabon宮

あいにくの雨の中、早朝の駐車場でミーティング。

今月のピックアップ(注目の1台)

MetabonZが独断と偏見で選ぶ今月のピックアップ。

オーナー氏(ご夫妻)とは昨年末にホームコースのT山で出会いました。
ちょうどこれから足回りに手を入れたいとのことで、我々のマシンに(無理くり)試乗していただき、15分後・・・・・・

「EFDC、ヤバイっす。欲しいです!!」

見事洗脳に成功(笑)

以来、T山や地元千葉でオフをしたりと交流を深めてきた方です。
(奥様の理解があり、ひじょーーーーーに羨ましいですよ)

あれから半年・・・・


EDFCがイイって言ったじゃないか・・・・・(ディレイでくりかえし)


冗談です(笑)。

EDFCで可変ダンパーの魅力と可能性に目覚め、もう一つのライバルであるブリッツのZZ-R spec DSC PLUSをついに装着したという喜ばしい報告。

我々MetabonZもいまだ未体験のブリッツDSC。楽しみです!

それはともかく、まずはクルマを見せていただきましょう!

※7/27オーナー様より指摘をいただき、スペックを訂正しました。

泣く子も黙る、いや、もっと泣く(笑)BLITZのエアロバンパー。
後ろから来たら冷や汗必至のイカツサです。塗り分けもバッチリ。
アンダースポイラーはバンパー一体となっていました。


後ろにまわりこめば、BLITZじゃなくて・・・・ブラック一色のSWKのプレミアムWRウイングが!!
ていうか私のはどうなったのか(しつこい)。とにかくインパクト絶大。
取付もご夫妻でかなりの時間をかけてされたとか。

マフラーはガナドールのVERTEX SPORTちテールランプアはワタクシ宮も装着していたVLANDのLEDクリアテール。

ECUはスーパーオートバックス浜松の現車合わせセッティング。
低速トルクがかなり増強されています。

気になるホイールは、18インチ・のアドバンレーシングRS。迫力あります。タイヤはATR SPORT。サイズは215/40-18.フロントバンパーの最低地上高を考慮したチョイスだとか。

室内にはRECAROのSR-7(ラシック)が2脚。助手席の奥様にもRECARO。素晴らしいです。

とにかく、オーナー氏の理想、思い入れがギッシリの素敵な一台です!

次はボディ補強に着手するとか。楽しみです。

試乗ターイム!!

まず、今回の目的 BLITZ ZZ-R DAMPER spec DSC PLUSとはどういうものかというのはコチラをお読みください。

で、我々はTEINのEDFC ACTIVE PROに約1年半くらいつきあってきましたが、ブリッツ製EDFCともいうべきDSC仕様には、残念ながら乗ったことがありませんでした。

同じように走行状況に応じて伸縮同時に減衰力を変化させることができる、というシステム。メーカーが違えばどうなのか・・・

興味は尽きません。

今回オーナー様のご厚意で試乗の機会を得られたことに感謝いたします。

どうだったのか・・・

実はまだ昨日取り付けたばかり、ということで、EDFCでいうところの速度や加速Gに応じた制御ができる「アドバンストモード」がまだ使えないとのこと。今回のDSC PLUSのウリである「オートモード」での試乗になりました。

このオートモードは走行状況を学習し、荷重の変化に応じて姿勢を保持しようとするプログラムになっているそうです。

ということと、あいにくの悪天候ということもあり、ホームコースのT山をゆっくり流してのインプレッションです。

ハイスピードでのコーナリングなどは試せなかったことをお断りしておきます。

ダンパーそのものが違う!?

まず走りはじめ、とにかく当たりがソフト。

18インチを履いている、という感じが微塵もありません。

モニターを見ると前輪が14 後輪が12という数値になっており、
走りだしても変わる様子はありません。

つまりEDFCのようにあわただしく減衰力を変えていない状態。

今回は32段階設定ということで、12~14といえば硬い方に寄っているハズですが、突き上げ感がない。

T山スカイラインの適度に荒れた路面、うねりの多い高速コーナーを、進みます。

特にリアの突き上げ感がないことが驚きでした。

履いているタイヤのATR SPORTは以前履いていたアジアンタイヤ、ピンソのブランド違いで、ほぼ同じモノと考えていいと思います。

そのPINSOの時も路面からの当たりは軟らかかったですが、突き上げ感までは解消できませんでした(特にリア)。

やはり、元となるダンパーが違う・・・・

路面からの入力の処理の仕方がTEINとは違う。・・・

ドンときてもスッと吸収して、ヌッと伸びる・・・(何をいっているのかw)

悔しいけど、こっちの方が心地いい(笑)とまで短時間の試乗で思ってしまいました。

相方の石氏もおおむね同意見で、元のダンパーが単筒式というのもあり、フィーリングがイイのではないか、と推察したのでした。

今後の熟成が楽しみな足回り

今回は残念ながら積極的に減衰力を変えながらのコーナリングなどは試せませんでしたが、そもそものフィーリングが良好なので、これに制御が加わればどうなるのか非常に楽しみになりました。

今後、操作やプログラムに精通して、理想の足回りを追及してほしいと願うのでありました。

その後、自分の宮号で帰途についたのですが、「コレはこれで気持ちいいじゃん」とまたEDFCとFLEX Zの足回りも悪くない・・・・ことを確認できたのでちょっとうれしくなりました。(補強も効いてます)

まとめ


TEINのFLEXと双璧をなす入門用車高調であるBLITZ ZZ-R。


コレ、かなりイイんじゃないのか、というのが結論です。

ワタクシも車高調導入時、もし2台を乗り比べられていたらこちらを選択していたかも、と思う乗り味でした。

ちなみにFLEX Zと同じく、最初は車高調単体で購入して後からDSCシステムを追加することは可能です。

幸いにして我々には熟成した制御プログラム(MetabonZセッティング)があるので、非常に楽しく乗れていますが、本当の意味での乗り味の良さは、元となるダンパーの質が大きく影響することが今日確認できました。

以上です。オーナー様また、熟成した奴に載せてくださいね(笑)

Metabon宮

MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
Metabon宮 Metabon石