metabon石でございます。
大変ご無沙汰しております。
ちょっとばかり仕事(本業)の方が忙しく中々寄稿もままならない状況でして汗
何はともあれ個人的に苦手な夏も終わり秋に移り変わる季節になってきましたが、皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか?
JB64はどうした?と言う声もちらほら聴こえてきそうですが、最近また車通勤に戻り毎日乗ってる中でまた新たな気付きもあったりしてその件も含めて追々書き綴っていこうと思っております。
と言う事で本題↓↓↓
読者さまよりご質問が届きました!
スイスポ様より以下の問い合わせが届きましたのでご紹介いたします。
いつも当ブログを訪問くださりありがとうございます!
そしてこうやってご質問頂けることを嬉しく思っております。
4輪アライメント調整か、、、懐かしいな(遠い目)
では早速全力解答と参りましょう!
先ずはおさらい。ワタクシがアライメント調整を実施した様子の記事を一読して頂けるとありがたいです。
※めんどくせー方はこのまま読み進んで頂いても構いません
さて、ご質問にもある通り、ZC33Sはフロントはストラット、リヤはトーションビーム式のサスペンションであり、残念ながらアライメントの調整はトー角しかできない、とされていますね。
ここで言う調整とは、調整できる構造であるかどうかであり、トー角はステアリングロッドの長さをロッドエンドの出代を調整する事で可能となっています。
しかし、残念ながらロアアームの根本やストラットアッパーには調整機構がありません。
これが俗に「スイスポはトー角しか調整できない」と言われる所以であります。
じゃーどーゆこと??
安心してください!調整することは可能ですよ!
ハイ!
もうお分かりかと思いますが、というか過去記事にも書いてますが、ある程度調整は可能です。
条件(施工する方のスキルや使用する測定機)にもよると思いますが、各取り付け部のガタを使う事により調整できます。
ガタとはなんぞ?
部品をボルト/ナットで取り付ける場合、製造誤差(公差)を吸収する為や組み付け作業性を良くする目的でボルトサイズ(軸径)に対し穴径は大きくするのは機械設計をかじったことある方ならご存知だと思いますが、自動車のサスペンションにおいてもそれは例外ではありません。
特に、ナックルとダンパーケース(ストラット)を固定する部位はこのガタが大きめに設定されてたりします。※キャンバーボルトなるものもありますね
フロントサスで言えばこのボルトを緩めガタ穴分ずらす事で調整が可能です。
リヤのトーションビームではどうか?
このトーションビームの取り付け部にもガタがあり、若干調整が可能です(ただしビーム毎になるので車体に対しトーションビームが真っ直ぐになる様合わせるくらいになります)
調整はネジを何回転回して何度とかでは無いので、測定しながら(数値を見ながら)微調整を繰り返すと言う作業になり、この辺は多少経験とかノウハウも必要かなのではと感じます。
それでも、、
トー角にキャンバーは容易にできそうですが、キャスター角は?
先ずは調整前の測定結果↓↓↓
そしてこちらが調整後の測定結果↓↓↓
どうです?
ちゃんとキャスター角も治ってますね(変化してる)
測定器の上で測定しながら、各数値の動きを観察しながら調整をしている作業をずっと見学しておりましたが、終始「へぇ〜〜」とか「ほぇぇぇ」等と言葉にならない声が漏れてました(笑)
と言う事で、解答をまとめると?
ズバリ、施工したショップの「技術と経験と設備」による、と言う事になります。
当然、調整前と調整後では明らかに違いが体感できます!数日で慣れちゃうかもですが(笑)
でも、コレってすごく大事だと思うんですよね。
なので是非、良いショップを見つけてキチンとアライメントをとった時の感動を味わって欲しいと思います。
ご安全に!
自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
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