TEIN FLEX Zはどうだったか?
導入当初は「ついに車高調整を導入したぞ!」「車高が下がるとこんなにカッコイイのか!」「ああ、なんか弄ったクルマに乗ってる感じするなあ」という興奮状態にあり、なかなか冷静に評価ができないでいた。
しかし、日がたつにつれ、あることに気付く。
「ちょうどいい、が意外にないかもしれない」
ということ。
FLEX Zは減衰力(ダンパーの固さ)を16段階に調整できる。
それをいじくるのが最初は楽しかった。
しかし、なかなかベストなセッティングが見つからない。
平坦な舗装状況が良い路面では何の問題もなく走れるが、
16段階のうち、どこが一番バランスがいいか、
前と後ろはどうすべきか、などいろいろ試すも、あちらを立てれば
こちらが立たずで、どうにもしっくりこない。
ある路面ではいいが、少し荒れてくるとドシンバタンが止まらない。
では、と柔らかく設定すると今度はいつまでも揺れが収まらない。
そしてやがて、これでいいかという真ん中付近の設定にしたままになった。
確かに何の問題もなく走れるが、やはり純正ほどしなやかでもないし、
上質なストローク感も感じられない。
簡単にいうと純正には備わっていた乗り味の「上質感」が失われてしまった。
やはりこれが社外のリーズナブルな車高調整サスの限界だろう。
そもそも足フェチであり、乗り心地にうるさい自分はこんなものに手を出すべきではなかった・・・・
かなり後悔したのはいうまでもない。
だって毎日乗るものだから。
つづく
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