
なんでこんなに効果があるのか。
半信半疑で導入したリアピラーバー。クスコのいうところのパワーブレース・リアピラーである。
ZC33Sはメーカーでリアゲート開口部のスポット溶接個所を増やし、剛性をアップさせている。

「スイフトスポーツのすべて」によれば、ボディにおけるノーマルスイフトとの変更点はリアゲートのスポット溶接を12点追加しただけ、だとしている。
メーカーもリアを強化したくらいだから、リアのボディ剛性は重要だと考えられる。
そこで立てた仮説は、リアのボディ剛性はあくまで「ノーマル車」でバランスがとれており、EDFCなどで足回りの性能を上げていくと、それに耐えられないのでは、というもの。
実際、ピラーバーで開口部につっかえ棒を入れただけで驚くほどのフィーリングの違いを感じることができた。
フロントのタワーバーでは全く感じられなかったのに、である。
つまりアベレージドライバーであるMetabon宮でもわかるのがリアピラーバーだ。
これについては技術屋のMetabon石氏も驚いていた。
「やっぱ、試さないで否定はだめだよ。こればかりは自分もビックリ」

あらためて、キイロ号(ピラーバー無し)と宮号(ピラーバー有)を乗り比べる。
やはり、コーナーで違いが分かる。ピラーバー有の方がクルマが前に進む感じがする。
そしてコーナー途中のギャップ(かなりヒヤッとする)を超えて、いつもはボディ全体でドグワッシャと揺れるのが、かなり収まった感じで、落ち着いて走れるようになった。
その点、キイロ号ではかなりナーバスになる。
石「こんなに違うなら、買うよ。もう甘損でぽちったけどね(笑)」
宮「クスコ、やるなぁ(笑)」
石「これがこんなにいいなら他も試してみたくなったな。」
宮「補強シリーズやる?」
石「技術屋としての興味もあるよ。そんなに変わるものかってさ。理屈ではここにあればいいのはわかるけど、こんなに露骨に変化するのか、が気になるね。」
宮「なるほど。自分的には走って気持ちいいなら何でもいい(笑)」
走り方の練習、セッティングの煮詰め、そしてボディ補強・・・・
週末の朝練の密度の濃さに我を忘れる日々がはじまる。
つづく
自動車物書きユニット MetabonZ。
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