いよいよ緊急事態宣言が出され,我々の生活もこれ以上の被害を広げないため、本当の意味での「耐える」時期にきています。まさに「息が詰まるような」「不安に押しつぶされそうな」気持ちの方も多くいらっしゃるのではと思います。まずは「気持ち」で負けないようにしていきたいものです。
まさにそれだ!と思った記事
常々、スイフトスポーツ、ZC33Sは最高だ!と申し上げている当ブログですが、この意見にドンピシャの記事があるのです。
私が敬愛する清水草一氏のエッセイです。(webCG「カーマニア人間国宝の道」より
この記事では、スイフトスポーツのデキに感激した氏が、スイフトスポーツを「国民車」にすべきた!などど過激なことが書かれていますが、まさに筆者も激しく同意するのであります。
このクルマにみんなが乗れば、走りがつまらない、もっさりした○○ブームとか吹っ飛ぶと思うのは私だけでしょうか。
それはさておき、我々40代を超えたオジサン(清水氏も50代)がこのスイフトスポーツZC33Sが刺さるのは理解できます。
なぜなら、「クルマが青春のすべて」だった時代を生きてきたからです。
寝ても覚めてもクルマ、クルマ、クルマ。
DOHC、ターボ、インタークーラー、16バルブ、そういうスペックに狂喜乱舞したあのころ。タイヤを外したり、車高をいじったり、オイルまみれになりながら夢中でクルマと向き合った日々。
60回フルローンで憧れのスポーツカーを手に入れる。給料をすべてクルマにつぎ込むことが誇りだった時代。ガソリンも安かった。(リッター100円の時代もありました)
この世代にとって、この現代に、まさに「走りの理想がつまった」コンパクトがリーズナブルな価格で発売されたのだから、興奮しないわけがないのです。
でも、Twitterをやっていると、結構若い20代のオーナーがたくさんいることに気付くわけです。
「走り屋世代」の影も形もない世代にとって、いったい何がこのクルマを選ばせたのでしょうか。
すごく興味があって、若いフォロワーさんに問いかけてみました。
ZC33Sにたどり着いた理由は・・・
尋ねてみると、たくさんのリプライをいただきました。
例えば・・
○叔父さんのイジリまくったZC31をずっと見ていて、いつのまにか影響され・・・気づけばZC33Sを購入・・・・
○軽ワゴン、ミニバンと乗ってきたけど、自分にとって「楽しくない」。街中で見かけるスイフトスポーツを意識しだして、虜に・・・・・購入・・・
○お母さまがZC32Sスイフトスポーツに乗られていて、がっつり影響されてZC33Sを購入・・・・
○クルマに詳しい先輩や整備士の先輩に「良いぞ~」「良いぞ~」と「イイぞハラスメント」を受けまくって気が付いたら試乗もせずにZC33Sを買っていた・・・・・
○各社カスタムパーツの豊富さ、新車価格の安さ、セダンスポーツの減少など状況を冷静に分析して購入・・・・
○ミニクーパーが欲しかったけど、金銭的に考えて探したらZC33Sがヒット・・・購入
○某エアロのデモカーがカッコいいと思い試乗、走りの凄さにやられ購入・・
などなど、たくさんのリプライをいただきました。
こうして考えると、「現代の若者のクルマ離れがひどい」「スマホにお金をつかってクルマが買えない」などという世間のいうところの「クルマ離れ」とは無縁な気もするのです。 (もちろんビッグデータでみればそういう傾向なのかもしれませんが)
そして、みなさん、入り口は様々ですが、人の意見に耳を傾けたり、自分の考えをもっていたり、自分の若いころよりすごくしっかりしているな、という印象をもちました。
こういうユーザーを大切にして、育てていくことが次世代のクルマ好きを育てていくこと。それが「クルマが楽しいもの」として続いていくカギになると思うのです。
そのためには、まずユーザーが「イイものはイイ」「欲しいものを買う」という正しい消費行動をとること。
「走りを優先して何が悪い!!」と声高々に言いまくること。
環境も大事。それはわかる。でも、クルマは身近に触れる機械の中で特に人の感受性に触れるもの。だから、妥協して選んではいけない。
大げさにいうなら、いいクルマに出会えれば、人生は変わる。
その一台が「スイフトスポーツ ZC33S」であることは疑う余地がない。
もっと過激に書くとするなら、
「乗らずに死ねるか!!」スイフトスポーツ。・・・・といいたいのです。
Metabon宮
自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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