ZC33S パーツ

【パーツ】リヤスタビライザー(と言う名の補強?)

現行型MINI。
昼間でも煌々と明るいヘッドランプ外周のデイタイムランニングライト。
ワタクシがゾッとするのはウィンカーが作動した時、、、その灯体部がウィンカーになるのですが、それがどうも見た目が怖い・・・であります!

(個人的感想です)

さて、先日そのBMW MINI COOPER S(F56)を運転する機会がありました。

軽くショックを受けるボディ剛性の高さ。
まぁその引き換えに車重の重さは凄く感じます。
クーパーS、2Lターボ+6MTとの組み合わせとあって、その重さも忘れさせてくれる動力性能を持ってるとはいえ、スイスポとは素性も含めだいぶ雰囲気というか走りの質が違います。

まぁ、そんなこたぁ最初から判ってて乗っているのですが、今回の注目ポイントはそういう事ではなく、このF56に組んであるKWの足!!(この車のオーナーさんがチョイスした足です)
これに尽きます。

ワタクシ、運転しながら思わず唸ってしまいました。

よく評論家気取りが言う、
「硬いのにしなやか」とか、「硬いのに不快ではない」とか。
でもこれしか思いつかない(汗)

低速でもちょっと飛ばしてみてもビシッと一発で収まるダンピング。
これって凄いことだよね。

これがFLEX ZでEDFCに頼らず出せたらなぁ。
やはり足はハードで略々決まるといっても過言ではないです、はい。

今後の伏線?いやいや、単純にとても参考になりました。
(Metabon石)

以下、本題
↓↓↓

もうひと踏ん張り

ここ最近のスイスポ熱と、走るステージを広げたことにより日々色々考えては試してを繰り返している最中、どうしても試したい物があと一つ残っていた。

それは、、、

リヤスタビライザー
↓↓↓

トーションビーム式サスペンションの場合、左右のアームを繋ぐトーションビームがその名の通り捻じれることでスタビライザーの役目を負っているが、上の画像の様に更にパーツを追加することでこのスタビ効果を向上させることができる。

形状や固定の仕方等、若干の違いはあるが、既にZC33S用のリヤスタビライザーは数社が販売している。

そして自分が今回チョイスしたのは、クスコ製で、Φ16とΦ20で迷ったがより効果がハッキリするのでは?と、あまり良く考えずにΦ20にした。

12ヵ月点検中に物が届き、代車のハスラー車内で現物確認(笑)

因みにメーカーサイトでも公表されてなく、ワタクシ個人的にも現物を手にしておきながら計測はしていない(忘れた)、中実のΦ20の鋼材でできたこのスタビライザーバー、重量は重い。

果たして、これが吉と出るか凶とでるかもふくめて早速取り付けてみたいと思う。

取付に際し

実はリヤスタビ取付に際し、先日取り付けたアールズのトーションビームストッパーを取り外した。

理由は、リヤスタビ単体での効果が知りたかったというのもあるが、恐れていたネガな部分が露呈してきたからである。

材質が固いPOM製の為、得ようとしている効果は非常に明確に体感できる。但し、サスがバウンドした際、その動きをこのスペーサーが阻害する。アームのブッシュ部がスペーサーを抉るように働き、キイロ号では「ギギギ」という音を発するようになってしまった。(アールズに問い合わせたところ、個体差もあるが、グリスを再度塗り馴染めば消えるかも、とのこと)

感触的にはとても良かっただけに惜しい気もするし、もう少し使っていれば馴染んで音も消えたかもしれない。が、リヤスタビ導入に際し取り外すことにした。

取付はトーションビームストッパーより遥かに簡単

付属のボルト/ナット4本でトーションビームに元から空いている穴を使い固定するだけ。

但し、緩み止めナットであるため、ボルトが供回りしないように抑える必要がある。急がば回れで、リヤダンパー下部を外し、六角レンチにて回り止めをし、規定トルクでナットを締め付ける。

ダンパーの下部脱着の方がめんどい(笑)
※画像はダンパー下部のボルトを差す為、トーションビームの高さをフロアジャッキで調整しているところ(ここでジャッキアップしてはダメです)

リヤスタビの効果は如何に?

なんか遠出したくて有給休暇を頂き、一日ドライブにでかけてみた。

先ず、スタビライザーという事だが、街中ではあまり効果は感じられない。但し、リヤのばね下の重量が増したことによる弊害も特に無いように思う。

逆に、このΦ20の鋼材が追加になったことに寄り、トーションビームの剛性が上がり、リヤがどっしりとした感じは好印象だ。

山道ではどうか?
ここでもリヤがどっしりと安定感が増し、そのせいかキレイにコーナーを抜けれる印象だ。リヤが今までよりも頑張るので、全体的に旋回性が底上げされたような感じである。

トーションビームストッパーよりも自然な感じ?で、車体への悪影響も少ないはずだ。

帰りは高速道を多用し、この日は気持ちよく郊外をドライブできた。

やはりバネ下重量増しの影響は多少ある

通勤道ではどうか?
荒れた路面では上記でも書いたがリヤがバタつくような「気が」する。
それと、時々共振する。
これはどういうシチュエーションで発生するのか?まだはっきり掴めていないのだが、一瞬ゴゴゴッという様な音が発生する時がある。
まぁ、この辺はΦ16であれば気にならないレベルなのかもしれない。【追記】増し締めしたら共振音は消えました。お騒がせしました。

【注意】エキパイステーと干渉するかも?

朝一や、帰宅時のほんの出だしの時に、フロア下からゴゴッという音がする時があった。なんだ?程度で気に留めてなかったが、ある方から「Φ20だと排気系と干渉するらしいよ」との情報が。

はい、干渉してました・・・。
スタビの塗装剥げちゃってるし。

対策として、吊りゴムのところにバンドを取付、なるべく排気系が前側に動かないようにして様子見とする。

これもΦ16だと問題なさそう。。。
※使用するアフターマーケットのマフラーによる

まとめ

トーションビーム式リヤサスペンション。
その捻じれるように設計された機能を追加したスタビライザーで阻害してしまうのではないか?
またこれによって、単なる車軸式(リジット)アクスルみたいになってしまうのではないか?
ばね下重量増えてバタバタしないか?

そんな懸念もあったが、全く問題ない。

取付作業も簡単で、値段もそんなに高くなく、効果も感じられる。なにより気に入らなければわりかし簡単に外すことだってできる。

と言う訳で、これはお勧めである。

からの~?(EDFCリセッティング)

さて、リヤサスもフロントサスも、ちょこちょこっと手を掛けたことにより、EDFCのセッティングを大幅に見直すことにした、と言うか、見直すことができるようになった。

今まで使えなかった領域が普通に使える様になったのは大きい。
やはり、いくら制御する機能が備わっていても、それを定量的に発揮できなければ(理論と現物の相関が取れなければ)、いくら制御で何とかしようとしてもそこに物理的なロスがあれば無駄である。

具体的に、速度制御では数カ月前じゃ考えられないほど柔らかい領域しか使っていない。速度制御が柔らかい領域しか使わないので、前後Gや旋回G制御が使える領域が増えた(引き算する数値の幅が広がる)。

これは今までよりも制御の質が良くなったと考えて良い。

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ダンパーの賞味期限は4万kmと言われている(諸説あり)
消費期限で言ったらもう少し伸びるか。
でも美味しい時期は既に過ぎている訳だ。

EDFCがあるじゃないかって?
確かに。
でも、その効きの範囲もどんどん狭くなってくる。
厄介なのが徐々になのであまり気づかない。
(シールが劣化しオイルでも漏れれば別だが)

さて。

そう遠くないうちにやってくるであろう賞味期限切れ。

そろそろだ。

そう思った時に、スパッと切り換える心構えと、物の選択と手配。
もうその準備を始めなくてはいけない時期に入った。

EDFC(電子デバイス)に拘り、テイン製でリプレイスするのか(であればモノチューブダンパーにしたい)、はたまた、基本性能を重視し、制御に頼らない素性の良きモノに鞍替えするか。しっかり見極めたいと思う。

MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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