EDFC ACTIVE PROと補強について

【久々に補強ネタ】フロントアッパーサポート(現在非売品)

Metabon石です。

気が付けばもう10月も半ば。
歳をとると一年が早いなんて言いますが、早いなんてもんじゃないっす(汗

あっと言う間だね。

でも、スイフトスポーツに関していえば、前回のリヤスタビの記事の最後の項を読んでいただくと判ると思うけど、自分でEDFCのセッティングを考え、車両もそれに合わせてアップデートを行い、やっと、やっとですよ、「納得のいく乗り味だ!」「追い求めていた挙動だ!!」と思えるようになるのに約1年、オドメータは5万kmを超えてしまいました。

いや~長かった。

ここまで来るのに、悩んだり試行錯誤したり(お金も掛かったり)

いやぁ~長かった(笑)

でもね、もうちょいあるんだな。

凄いぞスイスポ!
伸び代あるある!!って内容になります。

おっと、
ラジコンに絶賛夢中の宮さんをそろそろ呼びに行こうかな?

目から鱗

それはまだクッソ暑い夏、某所でアールズのイベントが開催されていた日。

某SNSのフォロワーさんにお会いした際に、

「これ効きますよ!」「えぇ、自作です」

と紹介された、

<minkara フォロワーさんの投稿より拝借>

コアサポートとストラットタワーを繋ぐ補強材でありました。
確かに、ZC32Sにはプレス成型されたサポートメンバーが存在するが、新しいプラットフォーム(ハーテクト)になったZC33Sにはその部分には骨らしきものが存在しないんですよね。

なるほど~、一本取られた!(実際は左右で二本ね)
であります。

良い子のみんなは真似するなよ!

良い子ではないので真似しちゃおーっと。
敬意を込めて、丸っとまるパクリさせてもらいます!

その前に。
何故これが効くのか、考察してみましょう。
以前、ストラットタワーバーを取り上げた時に、フロントのサスペンションからの荷重はストラットタワー上部で受けると書きました。

一方、重たいエンジンW/TMはフロントオーバーハングに載ってます。
ZC33Sの場合はサイドレールが全てその荷重を受けてます。
その前端は1stクロスと、ラジエータコアサポートの門構え。

その上部を下の画像の赤いラインの様に繋ぎ、補強しようという訳です。

うーん、なんかとても理に適っているように思えますよね。
でも逆に、なんでスズキはここを繋がなかったのか???

衝突安全性?
クラッシャブルゾーン??
それとも操安性としてあえてしなやかにしてある???

まぁそれは我々一般ユーザーが知る由もないのですが、何か理由があっての事であれば、こっそり教えて欲しいです。はい。

以前付けた補強との相乗効果も期待

ワタクシのキイロ号にはクスコの補強、パワーブレースシリーズが全部盛りとなっていますが、唯一最後に取り付けた、「パワーブレース フロントメンバーエンド」、これがイマイチ効果が判らなかったんです。
一番最初に、単体で装着していれば何かしら感じ取れたのかもしれませんが(故に評判は良いみたいです)

なので、今回やろうとしているコアサポートとストラットタワーを繋ぐ棒には期待「特大」なわけです。

↑↑↑ パワーブレース フロントメンバーエンド(青いの)

早速作ってみましょう

と思って早1.5ヵ月。

その間に、トーションビームストッパーだの、バンプラバーだの、マジカル何とかだの、リヤスタビライザーだの、EDFCのリセッティングだの、色々やってきて、だいぶイイ感じに仕上りつつ、なんかこう、乗り心地も良く安定感も増したせいか、シャープな感じが薄れたのも事実。
それを良しとするか、はたまた何か他に手を打つか・・・。

という絶妙なタイミングで今回の補強追加に踏み切った訳です。

という訳で材料の入手から。
リサーチを行うと既に評判を聞きつけ、同様の自作補強を行っている方が結構いますね。ブーム来るか??ビッグウェーブか??

ただ、材料は皆さんそれぞれマチマチですね。鋼管だったりアルミ材だったり。ワタクシは鋼管を使う事にします。

<入手した材料>
・STKM11A(機械構造用炭素鋼管) Φ22.2 t1.2
・通販で買えますが、自分は家に転がってたのを拝借

コアサポートのボルト穴と、ストラットタワーの(おそらく)ロケ穴の間が丁度500mm、両端15mmの予肉を考慮して長さは530mmにカットします。

パイプ両端を、どこの家庭にもあるであろう万力を使って潰します。
潰し代は30mm。位相がずれないよう注意です。
あと、シーム溶接部で曲げが発生しないようにしましょう。

こんな感じです。
さて、ここで問題が発生します。
このままだと、車両左のヒューズボックスを干渉してしまうので、逃げを作る必要があります。

判りずらいですが、だいたい端から200mmくらいまで、なだらかに潰します(楕円断面となるように)
何度かあてがって干渉しない位を狙って潰し過ぎないギリギリを狙うと良いです。

後は500mmピッチとなるようにΦ10の穴を開け、お好みの色で塗装すれば完成です。ワタクシは艶消し黒にしました。


★★★装着するとこんな感じです★★★
↓↓↓

うーん、我ながら良い仕事と自画自賛(笑)

適度に強度があって、これは効きそうな印象です!!
但し両端2点留めなので、回転方向には弱いかな?(ボルトが緩まなければ大丈夫?)

効果は如何に!?(インプレ)

今までいくつかの補強を取り付けてきましたが、これはハッキリ体感できる部類ですね。しかも、自作品で、です。

1)フロント周りの剛性感が増した
路面の凸凹を拾い不快指数が増すかもと心配しましたが、逆に足が更によく動くようになったかのように、凸凹や段差を超えた際のいなし方がかなり変わりました。

2)旋回性が良くなった
ユルユルセッティングでもシャープな感じが復活!
ワンテンポ遅れる様な感じが、スッと鼻先が向きを変える素直な動きになりました。ステアリング操作拳一個分で違いが判ると思います。

据え切りは重くなったような気がします。。

3)操安性が向上した
旋回性が良くなってピーキーになったのではなく、安定性が増しました。特に、首都高などでは非常に楽に走れる様になったのが嬉しいですね。

4)全体的に
フロントの剛性が向上し、結果として乗り心地も、操安性も良くなり、ワタクシの車で言えば先日取り付けたリヤスタビライザー追加によるバランスが取れ、まとまり感(塊感)が向上し、よりガッチリした車に乗っている様な感覚になります。

まとめ

おそらく、材料費は1000円でおつりがくるでしょう。
自作した部品がこんなにも効果があって体感できるという喜びと、なぜクスコとか他のメーカーがこんなにも効く(いわばオイシイ)商品を出さないのだろうか??不思議と言うよりは、暗黙の「それやっちゃダメ!絶対」的な何かがあるのでは?と勘ぐってしまいます。

まぁ、この記事、お約束ですがワタクシの自己責任というあまりにも無責任な内容ですので、ネタとして受け止めて頂ければ幸いです。

MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
Metabon宮 Metabon石