ZC33S コラム

【大人から】ラジコン遊びは楽しいぞ【始める趣味】

毎日お仕事お疲れ様です。みなさんはクルマのほかにどんな趣味をお持ちでしょうか?釣り、アウトドア、サイクルスポーツ、いろいろありますが、生涯続けられる趣味を一つでも持っていれば人生は豊かになりますです。そんな中、筆者(Metabon宮)が最近どハマりしてしまったのが、以前にも記事をアップしたラジコンです。ラジコンなんて子どものオモチャと言うなかれ。大人が趣味として楽しめる世界が広がっています。今日はその魅力について書いてみます。

ホビーラジコンって何?

ホビーラジコンとは、玩具店などで売っている、いわゆるおもちゃのラジコン(トイラジコン)と区別するためにそう呼ばれているもので、基本的に組み立てキットを自分で組み立てて走らせます。最近では組み立て済みの完成品も販売されていますが、いずれ手を入れるなら自分でイチから作ることをお勧めします。ワタクシ宮も先日ついに愛機「ZC33Sスイフトスポーツ」のボディを入手し、それを載せるべくFF(前輪駆動)のシャーシを組み上げました。「自分の愛車をラジコンで楽しむ」のも楽しみの一つです。

ラジコンならGT300のマシンもオーナーになれます。写真は息子氏のメインマシン 雨宮FD3S
写真はスイフトスポーツが載るM07シャーシ。フロントナックルをクラッシュで損傷。でも大丈夫。パーツは個別で買えるので交換で復活できます。

クルマ好きにおススメしたい理由

プロボ(送信機)をステアリングとアクセル・ブレーキに見立てて1/10スケールのマシンを走らせる。ほとんどの方は幼少期のラジコンの記憶はあるのではないでしょうか。

※これがプロポ(送信機)。このタイヤをひねってステアリング操作をします。

ラジコンを大人の趣味として是非やって欲しい理由としては以下があります

走らせて爽快感が味わえる

 模型の自動車を走らせて何が楽しいのか・・・と思う向きもあるかもしれませんが、これが実に楽しいのです。
 主な理由はまず1/10というサイズ。前長50cmほどの大きなボディがコースを走る姿は理屈抜きにカッコいいです。それが思い入れのあるボディならなおさらです。ボディは非常に精巧にできたポリカーポネート製。思い思いのカラーリングでキメたボディをまとってコースを疾走するのです。ボディは耐衝撃性もあります。
 次にリアルな挙動とスピード感です。時速にして30km/h程度のスピードですが、スケールスピードで考えると300km/hに達します。サスペンションは路面をしっかりとらえ、きちんとロールしながら曲がる様子が分かります。操縦に対する車の動きが実にリニア。ここがおもちゃのラジコンとは一番違う点です。ステアリングの切り込み具合やスロットルの握り、速い操作、ゆっくりの操作にクルマが敏感に反応します。 
オーバースピードでコーナーに侵入すれば、マシンは挙動を乱してスピン。しかし、リアを滑らないようにじわりとコントロールしながらコーナーをきれいなラインで走り、直線でフルスロットル・・・アドレナリンが噴き出すのを実感できます(笑)
気分はレーサー・・・・と大人が興奮できる迫力の走りが堪能できるのです。

1人でも仲間とでも楽しめる

1/10なんてそんな大きなラジコンどこで走らせるの?と思う方、その通りですね。公園や駐車場で走らせるのも限度がありますし、ちょっと恥ずかしかったりもします。
でも、探せばけっこうあるんです「R/C専用サーキット」が。
そこでは老若男女、ラジコンを愛好する人が集まり、走らせることや、マシンをいじることはもちろん、交流の場にもなっています。
かくいうワタクシ宮も最初は相方石さんにラジコンを譲ってもらって始め、一緒にダートのサーキットを走らせて楽しむことからラジ活がスタートしました。サーキットに通ううちに顔見知りが増え、会話するようになり・・・・といつまにか人の輪が広がっていきます。おひとりさまでも十分楽しめますし、我が家のように親子連れで楽しむこともできます。

小さなモータースポーツだ!

 サーキットをぐるぐる走らせるだけでも十分楽しいのですが、たくさんのクルマと一緒に速さを競う「レース」はかなりテンションが上がります。
 どのサーキットも月に1回は定例のレースが開催されており、上級者のエキスパートから、初心者まで、「へたくそなんか気にしない」で楽しんでいるかたが多いのがこのレース。自分でマシンを整備して、自分で走らせる。
あるいはドライバーは子どもで自分はメカニックに徹するなど、疑似モータースポーツごっこが楽しいのです。
セッティングは奥が深く、操縦がうまいだけではなかなか勝てませんし、タイムが更新されるとそりゃあもううれしいものです。レースの最後には表彰があり、賞品もあります。この辺、実車のサーキット走行と変わらない楽しみ方ができます。
 何より、ドライバーは無傷で安全に楽しめます(笑)。

比較的低予算で楽しめる。

あくまで実車でのモータースポーツと比較して・・・となりますが、一度一通り準備してしまえば、あとはタイヤなどの消耗パーツさえ変えれば細く長く楽しめるのがラジコンです。もちろん実車と同じようにタイヤも減りますし、ぶつければボディもやがて割れてきますし、ダンパーも抜けてきます。バッテリーも何百回と充電するとだんだんへたってきます。そのへんをコツコツとメンテするのも楽しみのひとつであります。いずれにしてもおこずかいで楽しめる趣味だといえます。・・・・とはいえ、チューンナップパーツなどいろんな散財のワナもたくさんありますが(笑)

まとめ

※写真は筆者の愛機インプレッサWRX。初心者用シャーシ(TT02)ながら、レースの雰囲気は十分。

以上、ラジコンはこんなに楽しいぞ・・・ということをお伝えしたくて記事にしましたがいかがだったでしょうか。
自分自身、ラジコン用のサーキットがあるなんてこの歳になるまで知りませんでしたし、「いい大人がさあ」なんて冷ややかに思っていたのも事実です。でも、コロナ禍で「なんもできない」「どこもいけない」状況からひょんなことで出会ったラジコン。知らなければ一生知らないけど、こんなに楽しい世界があるぞ、ということで、もしちょっとでも興味がおありの方、ご一緒にラジ活いかがですか?

次回は「R/C 1/10 ZC33S スイフトスポーツ」は実際どうなのかについてです(笑)

Metabon宮

MetabonZ

自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
Metabon宮 Metabon石