リアピラーバーを試す
ZC33Sの泣き所の一つがリアサスのストロークの短さだ、と言われている。
ダンパーとばねが別々に配置されたトーションビーム式の簡易な造り。
平坦な路面ではさほど問題にならないが、大き目のギャップなどを乗り越えるときにストロークが足りずに底つきする。つまりドガッときやすい。
この軽量ボディでこのサス構造。さぞかし開発部隊はセッティングに苦労したのではないか・・・・。それくらい純正はよくしつけられていた、と社外品に換えた今ならわかる。
ましてや、RStに乗ってそのしなやかにギャップをいなす感じ知ってしまったら、自分のEDFC仕様の足回りもかすんでしまう。
そこで考えたのがリアの補強だ。
リアハッチ受けのシールがずれているということが、イイか悪いかは別として、リアを固めるとどうなるのかにも興味があった。
リアを固めて、リアサスをさらに動くようにしたらどうか、という仮説である。
早速宮号にCUSCO製のリアピラーバーを取り寄せて装着。
クスコ (CUSCO)【 パワーブレース 】(リヤピラー) スズキ スイフトスポーツ ZC33S 60J 492 RP
こんな棒一本で??
街中を走るだけで違いはわかった。
なんというか、クルマがいつもよりもすーっと前に進むのだ。
そして荒れた路面のギャップをいなす時もドンっがトンくらいに軽減されているのがわかる。
「え、こんな棒一本でそんなに違うのか・・・・」
T山のホームコースを試す。
・・・・・いいんじゃないか。いいじゃないの?あれ?これアリだよ!
コーナーを一つ抜け、二つ抜け、リアがいつもより、なんというかナーバスじゃない。コーナリング中にギャップがあってもグシャッとならない。
右に左に切り返す。リアがついてくる?
おどろいたのが、舵がいつもより効く感じがしたのだ。錯覚か。
興奮気味にMetabon石氏に伝える。
ならばと石氏のドライビング。
宮よりもハイペースでコーナーを攻めていく。
「!!」
「いいよ!!これ。これいいわ。買う。ワシも買う。」
「リアが全然落ち着いているし、怖くないよ。なんだこれ」
普段冷静な石氏が興奮気味に語る。
今までずっと否定的だったボディ補強が、たった一本のバー(棒)が・・・・
我々の仮説は当たっていたのだろうか。
毎週のさらなる走り込みでどうなるのか。
つづく
クスコ (CUSCO)【 パワーブレース 】(リヤピラー) スズキ スイフトスポーツ ZC33S 60J 492 RP
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