「悲しみ」は「悲しみ」としてしっかり受け止めて、前向きになれるまで待とうと思います。
僕の中の昭和が終わってしまった、そんな気がする3月の最終日です。
と、前置きはここまで。今日は久しぶりに愛車について書いてみます。
1,500rpmから3,000rpmがキモチイイ
ノーマルからの変更点
・ECUをR’sフルスペックECUに書換
・マフラーをTRUST GreedyコンフォートスポーツGTS(センターパイプ付き)に変更。エアクリーナーは純正交換タイプのエアインクスGT。
・足回りはTEIN FLEXZにEDFC ACTIVE PROの組み合わせ。
皆さんは、ご自身の愛車に乗っていて「うわ、ここが気持ちいいぞ!!」という瞬間はないだろうか?
筆者(Metabon宮)は通勤していて、毎日、「あー、この瞬間がたまらぬ!」と思うときがある。
それをなんとか文章にできないか、といつも思ってきた。
端的に言えば「非常に心地よい。気持ちがイイ」瞬間である。
通勤時。信号が青になる。アクセルをゆっくり踏む。
1,500rpmから2,000、2,500と回転を上げていく。2速、2,200から3、000rpm、3速・・アクセルはあくまでもゆっくり・・・・
このとき、マフラーは「ブォォオオオオオン」と極々微妙な排気干渉を、軽い振動として伝えてくる。(このマフラーは本当に静かだが、チューンドらしい重低音は残る)
その回転と排気音と穏やかだが、芯のある加速がリンクする・・・・・
この「エンジンの回転感」「排気干渉のバイブレーションと音」「クルマが豊かなトルクに引っ張られながら前に進む感じ」の3つが合わさって、「おおおおおっ」となる。
「何を言ってんだコイツ?」
と思われた方、ごめんなさい。
何が言いたいのかというと、
「ターボを使わない̚過渡領域が気持ちいい」のだ。
※過渡とは(過渡現象)ある定常状態から別の定常状態に変化するときにいずれの状態とも異なり時間的に状態が変化する非定常状態になる現象のことである(Wikipediaより)
その理由は・・・
上記のR’sのノーマルとのトルクカーブを比較してみると、2000から3000rpmにかけて、本当に微妙だけど、トルクの落ち込みのカーブが緩やかになっている。そしてもちろん、低回転からのトルクの絶対値が、かなり上乗せされている。
ほんの些細な違いだけど、そこにTRUSTの吸気、排気が組み合わさって、絶妙なバイブレーションと加速感を生み出していると考えるのだ。
ブーストをかけないで回転を上げていく「過渡領域」の気持ちよさ。
偶然の組み合わせだが、毎日よく使う領域で気持ちがいいのは本当に幸せである。
なぜなら、クルマに乗るだけで最高の気分になれるからだ。
考えてもみてほしい。フェラーリじゃなくてもランボじゃなくても、
「キモチイイ」クルマは可能なのだ。
もちろん、めったに使わない「全開」にした時の刺激もすばらしい(すさまじい)が、
こういう「乗り味」の繊細な違いを味わえるのもチューニングの楽しみの一つである。
そしてフットワークも
タイヤと足回り、ボディ補強の役割も大きい。
FLEX ZをEDFCで制御した足回りは、舗装の悪い道を意識して「ソフト目だけど引き締まっている、でも不快じゃない」絶妙なセッティングを針穴を通すような繰り返しで見つけ出した。
タイヤもコンフォートスポーツのFALKEN ZIEXをチョイス。
転がり抵抗が少なくよく進むが、グリップも抜群。文句のつけようがない。
これらが複雑に組み合わさって、「こりゃあ、キモチイイ」になる。
チューニングはトータルバランス。
大金をかけて「改悪」してしまってはあまりにも残念である。
ぜひ、自分だけの「キモチイイ」を探してみてほしい。
Metabon宮
↓文中のマフラーである。ウルサクできない方に激しくお勧めしたい。
自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
Metabon宮 Metabon石