ZC33S コラム

【まだ】4年目のZC33Sスイフトスポーツの今【乗ってるよ!】

いつもmetabonz.comをご覧いただきありがとうございます。
大変ご無沙汰しております、Metabon宮です。

久々に記事を更新しようと思い立ち、ハッとしました。

「ブログに乗せる写真がないじゃん!」

振り返ってしばらくスイフトから興味が遠のいていたことを改めて思い知るわけです。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、現在RCカーに興味の中心があることもあり、新しいブログ(Metabonzラジコン部)を立ち上げ、そちらにも力を注いでおります。良かったら覗いていただけると幸いです。

じゃあ、スイフトはどうなの?という話ですが、まだまだ書くことはあります!

ということで、登録から4年目を迎えたMetabon宮号について思うことを綴っていきます。

石さんがJB64ジムニーに乗り換えたよ!

※石さんのJB64.一見ノーマルだけど、ツボを押さえたところだけ手を入れられている。スイフトでの学びが生かされている。

かなり前から石さんがジムニー(JB64)に乗り換えることはわかっていたのだが、いざ、乗り換えるとなるとやっぱり寂しい気持ちがないと言えば嘘になる。

石さんとはZC33Sスイフトスポーツの納車間もないころに知り合い、このブログを立ち上げたことはもちろん、ほぼ毎日連絡を取り合いながらスイフトについて(だけじゃないけど)語って来た。

その石さんが諸事情はあるとはいえ、JB64ジムニーに乗り換えてしまう・・・・

心にぽっかり穴が開いていた時期も確かにあった。自分は自分、ヒトはヒトなのは分かってはいた。

白状すると、「じゃあ自分もJB64に乗り換えて、Metabonz Jimny でも立ち上げるか!」なんて考えていたことも事実である。ジムニーは熱狂的なファンも多く、カスタムもZC33S以上に楽しそうな素材。

ジムニーは所有したことがなく、乗ればいったいどんな日常になるのかも興味があった。

石さんがM/Tだから、自分はA/Tで、色はコレにして・・・・試乗もし、見積もりも結構進んでいた。

しかし、そうは問屋が卸してくれないのが人生。

ラスボス嫁氏の「はあ?何言ってんの?絶対ダメに決まってんじゃん」攻撃に屈し、3年での乗り換えは阻止された・・・・・(スイフトはこれを強行突破して買った。のちに甚大なるダメージを喰らった)

捲土重来、二年後の車検にチャンスを伺うことになった。

もちろん、スイフトが嫌になったから乗り換えたい訳ではもちろんない。

乗り換えは新たな出会い。いつか必ず来る。

じゃあ今はスイフトスポーツにとって消化試合なのか?という話だが、そういうわけでもないのだ。

補強も外してフルノーマルに戻したよ

以前のブログに書いた通り、フルアーマー(全補強)だったものを外して、ノーマル足でどう感じるのかについてお伝えしたい。ついでに言えばシートもRECARO SR7を外し、保管していたノーマルに戻し、マフラーもノーマルに戻した。

外した補強パーツはすべてCUSCO製で、

・フロントストラットタワーバー
・フロントロアバー
・リアアンダーバー
・リヤピラーバー
・リヤトランクバー

やるなら徹底してやらないと気が済まない気質なワタクシMetabon宮。

自分でも面倒くさいヤツだなぁとあきれている。

あえて残したのはノブレッセのエアロ。これは、ノーマル車高でも全然車高が高く見えない、魔法のエアロであることに気付き、ちょっと外す気がなくなってしまった。今更ながら非常に気に入っている。

取り外し作業はやっぱりいつものMetabonZfactoryにて石氏の手でやってもらった。(いつもありがとう!!)

では、補強を外してどう感じたか・・・・・・

ガタピシ感はやっぱり出る

一番最初に感じたのはリヤのガタピシ感が復活したこと。

リヤはリヤピラーバーにトランクバー、フロアバーとかなりの補強が入っていたので、その効果はかなりあったということが分かる。

ちょっと舗装の荒れた路地裏などを走ると、どこから音がしているかははっきり分からないが、ミシミシカタカタという低級音が、それまでは一切しなかったのに、耳に届くようになった。

しかし、逆に乗り心地は幾分フラットになった印象。リヤタイヤがヒタヒタと上下する感覚がわかる。これはちょっと意外だった。(道路の白線やゼブラゾーンを通過するだけでも違いが感じられる)

また、低級音は増えたが、リヤからのビーンと金属の板が共振しているような感じは減少した・・・・・これはちょっと微妙。そう、補強を付けていてずっと感じていた感覚だ。(分かりにくくてすみません)

さらに感じたのがステアリングの回転感、手ごたえ感が軽くなったこと。

また、段差を超えたときに今までは「タタタン」と軽くいなしていたのに、補強を外したあとは、ユッサユッサとステアリングを取られることが多くなった。

このフロントのロアバーの影響はかなり大きかったようだ・・・・

山坂道を走ってみると

通勤路は国道を淡々と走るルートなので、補強のあるなしはあまり関係はないが、山坂道を早めのペースで走ると結構違いがわかる。

ちょっと怖いと思うくらいのペースでいつものコーナーに鼻先を入れ、アクセルを入れる(エイヤッ)。

・・・・・ステアリングにリヤがついてこない。あれ、なんだかブワンブワンする(笑)。

なるほど、こんな感じになるんだ、と妙に感心した。

今まではステアリングに対してクルマがグイグイ向きを変えてくれていたんだな。

つまりハンドリングのキレも抜群だったが、逆に言えば少々ナーバスだったのかもしれない。

これが、仕事終わりの疲れた自分にはちょっとなぁと思わせていた可能性が高い。

補強を外すと、ノーマル状態に戻るわけだが、ノーマルはそのあたりを穏やかにセッティングしてあったんだ、とスイフトスポーツに乗って4年目で知ることになる。

それでも、ミニバンなんかに比べたらまだまだ敏捷性はかなり高い。

補強を入れていくとどんどんたわみが減る代わりに遊びがなくなる・・・ってこういうことだったのか。

でもなんとなくバランスが取れていたのは、あの伝説の「動かない足」のせいだった・・・(笑)

つくづく、クルマのセッティング、スポーティさの加減って難しいんだ、ということを思い知る。

で、ノーマルに戻してどうなの?

※写真は昨年夏頃。既にRECAROは外していた。ノーマルシートのデキもかなり良いが、やはりRECAROが懐かしい(笑)

毎日の通勤と週末のRCサーキットに荷物を満載して走る・・・という今の使い方にはフルノーマルのスイスポが非常にマッチしていると感じる。

※週末のレースともなればラゲッジは荷物で満載になる。


ノーマルマフラーは、巡行時はほとんど音が聞こえないが、踏み込むと「ブゥーーーン」と乾いた重低音を聴かせてくれて、「あ、今の自分にはコレでいいなぁ」と思えるスポーティさが気に入っている。
確かに「チューンドマフラーですが!!」という迫力には乏しいが、さすがスズキ。日常に感じられるスポーティさのギリギリを狙っている。

娘にはこれでもまだ煩いと言われる(リヤシートに乗ると分かるらしい)けど(笑)。そう、ノーマルマフラーも言うほど静かじゃないじゃないか!(マフラーを換える方もノーマルは取っておいた方がいい)

まとめ

ということで、石さんの記事にもあった通り、補強は確かに効果がすごくあった、ということがノーマルに戻して実感できた。特にリア周りの剛性感はまるで別物である。


もう一度つけたいと感じたパーツはフロントのロアバーとリヤのピラーバーである。これはあった方が、快適性の面でも大きいと思う。

しかし、今の街乗り中心でたまに高速巡行、荷物満載という使い方にはフルノーマルがちょうどいいこともわかった。(リヤは潰してミニワゴン的な使い方)

乗り味、振動が全体的に穏やかになり、疲れている時には特に助かっている。

もしまた「スイフトスポーツらしく」走らせる時が来たら、しまってあるパーツを再び取り付けようかと思っている。

これからボディ補強に手を付けようという方もいらっしゃると思うが、メリットデメリットをきちんと理解して施工されることをお勧めしたい。

次回は経年劣化で目立つ白っぽくなって萎える黒樹脂のケアについて書きたい。

Metabon宮

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自動車物書きユニット MetabonZ。
理系と文系の著者による「わかりやすさ」「読みやすさ」を目指したブログです。
豊富なクルマ遍歴と謎の知識量。日々頑張ってます。
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