いつもご訪問頂きありがとうございます。
さて!
またまた読者の方より、ご質問を頂きました。
こういった読者の方からの質問・ご意見は大変励みになるのと同時に、この様なブログを開設して良かったなぁとしみじみ感じております。ありがとうございます! metabon宮&Metabon石(記)
早速本題に入りましょう。
Contents
ご質問をご紹介
先日、読者の「Y.K」さんより、以下の様なご質問を頂きましたのでご紹介します。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
私の車もZC33Sです。
MetabonZさんはクスコの補強パーツで統一されているようですが、補強パーツの取り付けた順番を教えて頂けますか?
例えば、ピラーバーを先に付けた後、シートレールプラスを付けたから、シートレールプラスの効果を感じにくかった、とかを知りたいです。
私も補強パーツを付ける予定なので、取り付けた順番、効果のあったパーツなどを教えて頂けたら、今後のチューニングの参考になるので助かります。宜しくお願い致します。(ほぼ原文)
ハァ~イッ!
と言うようなご質問頂きました~。
では、お答えしましょう。
の前に!
何故我々が数々の強パーツを取り付けていったか?
そして今、何故その数々の補強パーツを外してしまったのか?
必要不必要には前提条件がありますし、
効果の有無にも影響してくると考えます。
補強パーツが何故必要と思ったか?
という訳で、先ずはこの辺りからざっくり経緯をお話しします。
スイフトスポーツを手に入れ、走るのが楽しくてしょうがない頃、車高調(TEIN FLEX Z)とダンパーの減衰力を制御するデバイス(EDFC active PRO)を入れた⇒このEDFCのセッティングを試すのに峠:T山をホームコースにを走るようになった(⇒Metabonz結成)のがきっかけであります。
このT山のなんとかラインは、結構スピードレンジが高く、ところどころ跳ねる場所もあり、EDFCのセッティングを詰めていくうちに、リヤ周りの頼りなさが気になる様になった、これが補強を入れる動機です。
とりあえず、ここでセットアップできればどこでも通用するだろう、、そんな風に思っていました。
それにはどうしても安心できるガッチリとしたフィーリングが欲しかった訳です。
結構本気で?走り回っていたんですよ?
過去書いた記事(シリーズ:【敵か味方か】ボディ補強のススメ#1~#8)にもその経緯や考察、取り付けたパーツのインプレ等を書いてますが、結局はノーマルに対し、足を固め、ハイグリップタイヤを履き、峠道やサーキットを走り回る事により路面=サスペンションから車体に対して増えた負荷に適応するには、ボディ補強を足すことは必然と考えた訳です。
逆に!!
ノーマル足になり、使用目的も通勤と時々遠出、お山走ることがメインではなくなった現在、一切の補強は不要という結論に到ってます。
補強に限らず、使用目的にあったチョイスが必要なんです!はい。
何故クスコに拘ったのか?
長年の信頼と実績もありますが、やはりモータースポーツで培ったノウハウと独自の拘りが製品に見て取れるから、に他ならないです。詳しくはこの記事にまとめてますので是非読んでいただきたいとおもいます。
固め過ぎず、車両トータルで、必要な箇所に必要なだけ、ZC33S以外のプロダクトを見渡してもそのように感じるのは私だけではないはず!!
それと、以下の考えもありました。
1)車体各所に複数のパーツを付けることになるボディ補強においては、基本同一メーカーで揃えた方が良い
⇒各メーカーそれぞれ特色、考え方、ノウハウが違います。
従って、統一した方が良い(すべき)と考えます。
2)前方から後方まで、部分的ではなく車体全体として補強を加えた方が良い
⇒後ろだけ、前だけでは当然全体的なバランスが崩れる可能性があります。
但し、もう少しリヤを固めたいとか、味付けとして部分的な採用もあり得ます。
クスコのZC33S用の補強パーツはこちらの記事にまとめていますが、前から後ろまで、ほぼ車体全体に渡りラインアップされている、と言うのも大きいです。
補強パーツ、どんなモノがある?(クスコ編)
先ずはクスコ製品をご紹介します。それぞれの効果等は後述しますので名前と場所を覚えて下さい(笑)
1)パワーブレース フロントメンバー
フロントクロスメンバー部フレーム前端とコアサポートを繋ぐ補強。
2)ストラットバー タイプOS フロント
通称「タワーバー」と呼ばれるモノ。
ストラットアッパーマウント部を左右で繋ぐ補強。
3)パワーブレース フロント
フロントサスのロアメンバーに取り付ける補強。
4)パワーブレース リヤ
フロア下、センタートンネルを左右繋ぐ補強で、純正の物と置き換える。
5)パワーブレース シートレールプラス
車両室内、フロントシートレール取付部の後ろ側を左右ブリッジする補強。
6)パワーブレース リヤトランクバープラス
トランクルーム内前方、ISO FIXのブラケットを固定部としてリヤ周りのフロア骨格を補強。
シートベルトアンカーとしての機能も備える。
7)パワーブレース リヤピラー
リヤハッチ開口部をバーで繋ぐ補強。リヤシートベルト取付部にブラケットを介して取付。
以上がクスコが製品化している補強パーツです。
因みにどれも取付はボルトオンで、一部内装(トリム)のカット等が必要な物があります。
補強パーツ、どんなモノがある?(クスコ以外編)
クスコ以外で我々が『これは!』と思って取り付けたモノ編です。
8)ドアスタビライザー(AISIN製)
ドアのキャッチャー/ストライカー部分に取付け、ドア自体を車体と一体化(の様に)する狙いのもの。
9)リヤスタビライザー(クスコ製 Φ16とΦ20あり)
車体の補強・・・ではないですし、品名はスタビライザーですが、リヤのトーションビームの剛性が上がる
10)フロントサポートバー(Metabonz factry製(非売品))
ストラットタワーとコアサポートを繋ぐ補強バー
以上、10か所の補強パーツの紹介でした。
さぁ、こっからが本題です。
ずばり効果があった補強パーツはこれだ!(新解釈版)
取り付けた順番とその効果は過去記事にも書いてますが、それは我々が必要としている箇所に追加していったものであり、効果も一点一点付け足したものであって、単品での評価は出来ていませんでした。
ので判りずらいのは確か。
で、最近ノーマル戻しを進める中で、今度は外してどうか?という事を一点一点やっていました。
「外して変化を感じ取れるという事は、付けたことによって変化を感じ取れるのと同じである」
のであれば、「そのパーツの効果は高い=効果がある」と言えることになります。
という事で、付けた時と外した時の双方で得た、ワタクシ主観なインプレになりますが少しでも参考になれば幸いです。
ステアリングの応答性、外乱耐性アップなら
車高調を組んだ後で取り付けた補強、ノーマル足でも継続し、そして外して判ったその効果ズバリNo.1!!
【必要なアイテム(組み合わせ)】
『パワーブレース フロント』+『パワーブレース フロントメンバー』+『パワーブレース リヤ』
峠道でのコーナーのフロントの入り、ステアリングに伝わる剛性が増した感じ、街中でギャップを踏んだ時の衝撃のイナシ。
この3点の効果は絶大でした。
ノーマル足でも有りと無しではハッキリ違いが判ります。
効果を体感したいのであれば、先ずはこの3点を導入されてはいかかでしょうか?
対して、いまいち効果が判らなかったのが、『ストラットバー タイプOS 』
クスコに限らず、構造からして如何なものか?という予感は的中。ZC33Sの場合は既にストラットアッパー部がバルクヘッドに強固に結合されているので、後から足してもあまり効果は感じられないのかもしれません。
しかしながら、ボンネットを開ければ目につくものですし、メーカーもそれを狙ってかポリッシュ素材を使用していたりと、ファッション性は高いです。
自作できれば、ですが、『フロントサポートバー』も効果が感じられました。
但し、これほど簡単に製品化できそうな物がどこも発売していないという事に、何か裏がありそうですね。
例えば・・・どっかにストレスが集中しちゃうとか・・・衝突安全性上問題ありとか・・・
リヤ周りの落ち着きを得たいなら
コーナリング中、リヤがなんか頼りない又はフラフラ落ち着かない、そんな時はこれ!
【必要なアイテム(組み合わせ)】
『パワーブレース トランクバープラス』+『パワーブレース リヤピラー』+『パワーブレース リヤ』
パワーブレース リヤピラー、通称ピラーバーは各社取り扱ってますが、トランクバーはクスコとアールズのみの扱いになります。そして、クスコでのシステムアップではこの『トランクバーが主』であり、ピラーバー単体ではあまり効果は得られません。
理由はクスコのピラーバーは割と華奢で、更にバーはブラケットを介している為と思われます。
これは敢えてそうしていると解釈しています。因みにワタクシは一度カワイワークスのピラーバーを装着してましたが、ピラーバー単体の比較では明らかにカワイワークスの方が効果がありました。実際バーの固さ(剛性)も違いますし。
リヤ周りの剛性を上げたいのであれば、フロント回りでも上げた『パワーブレース リヤ』も必須と考えます。
それと、補強か?と思われるかもしれませんが、リヤスタビも良い効果を得られると思います。
が、こちらはスタビライザーとしての効果を謳ってるものであり、サスペンション系との兼ね合いもあります。
車両全体として
フロント回りとかリヤ周りではなく車両全体としての味付けに!
『ドアスタビライザー』
フロントドアのみに着けるか、それとも前後ドア両方に着けるかによってもフィーリングが変わりますが、ワタクシ個人的には4枚すべてに取付ることをお勧めします。
レーンチェンジや荒れた路面などで、『箱』が固くなったというより反応が良くなるような感触を得られます。但し、リヤの突き上げが増すようなデメリットもありました。
また、ドアヒンジの負担が増すのでは?という心配もあります。
ドア4枚一台分となると結構な金額になります。
先ずは自作で(ドアスタビ 自作で検索)又はネットで販売されている簡易なもので体感してみてから、本物を購入することをお勧めします。
まとめ
『ずばり効果があった補強パーツはこれだ!(新解釈版)』どうでしたか?
ご質問の答えになっているでしょうか??汗
過去記事にしたものよりは判りやすく、ぶっちゃけコレは要る要らないをジャッジしたつもりです。
例えば、シートレールプラス、、、これは付けても外しても???だった唯一のアイテムで、例えばもっと競技寄り前提なのかな?(ストリートでは体感できない)と思ったものもあります。
また、クスコ製を基本にした補強パーツの組み合わせでのインプレであり、このシートレールプラスの部分においては、例えば左右を一本のバーで渡す他社のモノ(センターフロアバーと言われるモノ)の方が効果が体感できるのかもしれません。
もっと言ってしまえば、我々ユーザーは『体感』でしか評価できない訳で、その体感は一人ひとり違いますし、車の使い方や環境、ドライビングスタイルも違うでしょう。
なので、色々試して頂き、自分が良しとする組み合わせを見つけて欲しいと思います。
それでもマストアイテムはどれなのか?と聞かれれば!
1)、3)、4)の三点です。間違いない!
では~。
自動車物書きユニット MetabonZ。
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Metabon宮 Metabon石